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2025-09-26

ChatGPTに、セロトニン系を標的にする薬について質問する

 

私:

Serotonin - Wikipedia には、次の記述がありました。


Pharmacology

Several classes of drugs target the serotonin system, including some antidepressants, anxiolytics, antipsychotics, analgesics, antimigraine drugs, oxytocics, antiemetics, appetite suppressants, and anticonvulsants, as well as psychedelics and entactogens.


薬理学

セロトニン系を標的とする薬剤には、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、鎮痛薬、抗片頭痛薬、子宮収縮薬、制吐薬、食欲抑制薬、抗けいれん薬、さらには幻覚剤やエンタクトゲンなど、いくつかの種類があります。


この中で、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、鎮痛薬、抗片頭痛薬、抗けいれん薬が、セロトニン系をどんなふうにtargetにするか、文献がありますか?


ChatGPT:

とてもすばらしいご質問ですね。

ご提示いただいたWikipediaの記述にあるように、セロトニン系を標的にする薬は、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、鎮痛薬、抗片頭痛薬、抗痙攣薬など、多岐にわたります。

それぞれがセロトニン系にどのように働きかけるのか、以下にわかりやすくまとめました。


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セロトニン系をtargetにする薬たち:役割と作用機序


1. 抗うつ薬(SSRI/SNRI/三環系)


SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

シナプス間隙でセロトニンの再取り込みを阻害し、セロトニンの作用を高める。

さらに神経栄養因子(BDNF)の増加、神経新生の促進などの神経可塑性誘導作用もあります。

Antidepressants - StatPearls - NCBI Bookshelf


・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

セロトニンだけでなくノルアドレナリンの再取り込みも阻害し、

下行性の疼痛抑制系を賦活化して痛みを抑える効果があります。

線維筋痛症ではFDA承認もあります。

cra24-1.12 (線維筋痛症のメンタルケアについて)

EPDUL1P00901-1.pdf 

(第一三共エスファによるデュロキセチン:サインバルタの添付文書)

下図は添付文書から転載。














・三環系抗うつ薬(TCA)

セロトニンとノルアドレナリン再取り込みの阻害に加えて、ナトリウムチャネル遮断作用など複数の鎮痛機序を持つため、慢性的な痛みへの適用も行われます。

三環系抗うつ薬(例:アミトリプチリン)

cra24-1.12


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2. 抗不安薬(Anxiolytics)

セロトニン系への直接的作用は少ないが、不安緊張を緩和することで自律神経の安定や筋緊張の緩和に繋がり、「間接的に」痛みや過敏性を軽減する場合があります。

線維筋痛症の治療なら|池袋内科|池袋駅西口0分


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3. 抗精神病薬(Antipsychotics)

特に第二世代はドーパミンD2受容体とセロトニン受容体(例:5-HT₂Aなど)を遮断することで、神経回路の調整や情動の安定化に寄与します。

Chapter 6 Psychotropic Medications - Nursing: Mental Health and Community Concepts - NCBI Bookshelf


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4. 鎮痛薬(Analgesics)・抗片頭痛薬(Antimigraine)

SNRIやTCAの鎮痛作用は、主に下行性の痛み抑制系の活性化によるものです(詳しくは上記SNRI・TCA欄)。

cra24-1.12

頭痛治療では、三環系(例:アミトリプチリン)などが予防的に使用されることがあります。


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5. 抗けいれん薬(Anticonvulsants)

・プレガバリン(ガバペンチン類似)

Ca²⁺チャネルのα₂δサブユニットに作用し、神経伝達物質の放出を抑制→痛み信号の減弱につながります。


・カルバマゼピン、ラモトリギン

ナトリウムチャネルの抑制により、神経の過剰興奮を抑えます。


・一部はGABAの作用を増強することで痛みを抑える効果もあります。これらはセロトニン作用ではありませんが、疼痛制御には重要な役割を果たします。

日本ペインクリニック学会


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まとめ表











以上が各薬のセロトニン系に関する作用の概要です。



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「抗精神病薬(Antipsychotics)」という単語は初めて目にしました。

ウィキのリンクだけ貼っておきます。 抗精神病薬 - Wikipedia

カルバマゼピン、ラモトリギンという薬も初耳です。

線維筋痛症では、使われていないのではないでしょうか。

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私:

1つ疑問があります。

抑制系でセロトニン・ノルアドレナリンが低下しているから、

増やそうとしてをSSRIやSNRIを試すのですね。

しかし、セロトニンとノルアドレナリンの二面性を考えると、

「抑制回路では増やし、末梢神経や脊髄後角では減らす」というふうにうまい具合に作用しますか?


ChatGPT:

すごく鋭い疑問です 👏。

実はここが「薬理学の面白さ」と「臨床の限界」がぶつかるポイントなんです。


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🔹 セロトニン・ノルアドレナリンの二面性


**脳幹 → 脊髄へ下る“抑制回路”**では、

セロトニンやノルアドレナリンが「痛みを抑えるブレーキ」になります。


一方で、脊髄後角や末梢では「痛みを強めるアクセル」として働くこともある。


👉 つまり「増やせばいい」と単純にはいきません。


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🔹 では、なぜSSRIやSNRIで効果がある人がいるのか?


1.作用部位の優先度の違い


・SSRIやSNRIは、セロトニンやノルアドレナリンを

 「脳幹の抑制系」で増やす効果の方が強く出やすい。


・脊髄や末梢の促進作用を完全に消すわけではないけど、

 「ブレーキ強化のメリット」が

 「アクセルのデメリット」を上回るケースがある。


2.受容体サブタイプの違い


・例えば5-HT₁系(抑制的)と5-HT₂/₃系(促進的)では働きが逆。


・薬によってどの受容体に強く作用するかが違うため、

 人によって効きやすさ/副作用が変わる。


3.少量投与の工夫


・線維筋痛症では、うつ病治療量より少ない用量で処方されることが多い。


・これは「必要以上に促進系を刺激しないため」の臨床的な知恵でもあります。


🔹 でも、万能ではない


・あなたのように副作用が強く出る場合は、

 残念ながら「促進系や自律神経系への刺激が悪い方向に出てしまった」

 と考えられます。


・だから「効く人」も「悪化する人」も両方いるのです。


🔹 まとめ


・理想的には:

 「抑制回路では増やし、促進系では減らす」ように薬が効いてほしい。


・実際には:

 薬は“ざっくり”全体のモノアミンを増やすので、

 効果が抑制系に強く出れば改善、

 促進系に強く出れば副作用や悪化、

 という結果になります。


👉 だから「合う・合わない」が分かれるのですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-09-23

ChatGPTに、セロトニンについて再確認する②

 

私:

>ME/CFS、線維筋痛症、慢性緊張型頭痛の患者は下行性疼痛抑制系でのセロトニン活性が低下。一方、末梢神経や脊髄後角でセロトニンが痛みを増幅する方向に働く

という事ですが、なぜそんなアンバランスなことが起きているのか?

それについて、言及している文献がありますか?


ChatGPT:

とても鋭いご質問です。

セロトニンが「抑制と促進の二面性」を持ち、そのバランスがなぜ崩れてしまうのかについて、現在の研究で指摘されている要因を、わかりやすく整理してみました。


なぜセロトニンのバランスが崩れるのか?


1. 下行性疼痛抑制系の機能低下(セロトニンの減弱)


慢性痛では、脳幹から脊髄へ向かう「痛みを抑える神経回路」、つまり下行性疼痛抑制系の働きが弱まりがちです。


これは

・感情や学習の脳領域(前帯状皮質など)の変化

・ネットワークとしての「抑制システム」が機能しにくくなる

という要因と関連しています。


その結果、セロトニンを含む抑制作用を担う神経伝達が弱くなり、慢性的な痛みを維持する一因になります。

Descending pain modulation and chronification of pain - PMC

JCI - Central modulation of pain


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2. セロトニンの「促進」へのスイッチ


慢性痛になると、セロトニンは抑制役だけでなく、脊髄や一部の脳部位では痛みを促進する回路として機能する場合が増えます。具体的には:


・スパイン(脊髄)でKCC2という機能が低下すると、セロトニンの働きが抑制から促進に切り替わる可能性があります。

Switch of serotonergic descending inhibition into facilitation by a spinal chloride imbalance in neuropathic pain - PMC


・また、5-HT₃受容体など特定の受容体への作用により、痛み物質(サブスタンスPなど)が放出され、痛みが強くなるケースも報告されています。

An Association of Serotonin with Pain Disorders and Its Modulation by Estrogens - PMC

PAIN
Diffuse noxious inhibitory controls and conditioned pain modulation: a shared neurobiology within the descending pain inhibitory system?


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3. 回路のプラスチック変化(適応・誤作動)


セロトニンが関与する神経回路は変化しやすく、中枢や脊髄においてシナプスの機能が可塑的に変わります(長期増強=LTPなど)。


前帯状皮質(ACC)などでセロトニンがシナプス伝達自体を強めたり弱めたりする可塑性変化が起きて、痛みの感情・記憶が定着しやすくなることも確認されています。

Frontiers | Multiple modulatory roles of serotonin in chronic pain and injury-related anxiety


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まとめ:バランス破綻の背景にある「理由」


あなたのようにME/CFS、線維筋痛症、慢性緊張型頭痛を重ねているケースでは:


・抑制系のセロトニンが弱まる

・促進系のセロトニンの働きが相対的に強くなる

・関連する脳部位(ACCなど)では神経回路が過剰に強化され、

 シナプスのバランスが崩れる

・ストレスや感情によってさらにそのバランスが崩れる


こうした形で「抑制低下 × 促進過敏」が起こると、

自律的に痛みが持続しやすい状態になってしまいます。


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*参考文献とそのポイント

・論文・レビュー 主な内容

Descending pain modulation and chronification of pain - PMC

抑制系機能低下が慢性痛の要因。

SNRIs(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が有効な理由に言及。


PAIN リピンコットジャーナル

Diffuse noxious inhibitory controls (DNIC) review

抑制系の働き(痛みは痛みで抑える)について整理。

慢性痛での阻害と促進のバランス破綻に触れる。


Frontiers | Multiple modulatory roles of serotonin in chronic pain and injury-related anxiety

セロトニンの複雑な作用(シナプス可塑性・受容体依存)を詳しく解説。

感情やストレス、不安などが大脳皮質から抑制/促進系に影響を与えることが知られています。

特に情動系センター(ACC、扁桃体など)が下行系を調節し、痛み体験に深く関与します慢性痛や不安との関係にも言及。


さらに詳しく見たい場合、以下のレビューでも深掘りされています:

KCC2機能低下による「抑制→促進」の転換:

Switch of serotonergic descending inhibition into facilitation by a spinal chloride imbalance in neuropathic pain - PubMed

もし、これらのメカニズムを図に視覚化したほうがわかりやすければ、ぜひお知らせください。必要に応じてわかりやすい図解も作成できます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。
重要な情報は確認するようにしてください。

なんだかよくわからないけれど、
私の前帯状皮質(ACC)も既に変化しているのだろうか?
もしそうなら、変化したものを
元に戻すのは簡単ではないのだろう。

ただ、ストレス・不安・ネガティブな感情や考えが影響するのは、確からしい。
だからせめて、ここに注意するということになりそう。

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2025-09-09

ChatGPTに、セロトニンについて再確認する①

 

私:

セロトニンについて再確認したい。   

結局、ME/CFS、線維筋痛症、慢性緊張型頭痛の患者の脳内では、

セロトニンはどうなっているの?


ChatGPT:

ざっくり言うと、これらの病気の患者さんの脳内では、

セロトニンの**「量」と働き方のバランスが崩れている」**

と考えられています。


ただし、「セロトニンが全部足りない」や

「全部多すぎる」という単純な話ではなく、

部位ごと・役割ごとにバラバラです。


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1. 下行性疼痛抑制系でのセロトニン


本来:脳幹(中脳水道周囲灰白質や延髄縫線核)から脊髄に向けて、

「痛みを抑える信号」を送るとき、セロトニンが重要な役割を果たす。


ME/CFS・線維筋痛症・慢性緊張型頭痛では:

この経路のセロトニン活性が低下

 → 痛み抑制スイッチが弱くなる

 → 中枢過敏が起こりやすい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2. 末梢や脳の一部でのセロトニン


一部の受容体(例:5-HT₂A, 5-HT₃)は「痛み促進」に働くことがある。


慢性的な炎症や感作状態では:

末梢神経や脊髄後角で

セロトニンが痛みを増幅する方向に働くことがある。

つまり、部位によっては

「セロトニン=痛みブレーキ」ではなく

「痛みアクセル」になってしまう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


3. 臨床研究の傾向


血液や脳脊髄液の測定では、

線維筋痛症やME/CFS患者で

セロトニン代謝産物(5-HIAA)の低下が見つかることが多い。


ただし、これは「脳全体で不足している」というよりも、

「抑制系で足りず、促進系では異常活性化」

というパターンが多いと考えられている。


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4. まとめると


あなたのようにME/CFS・線維筋痛症・慢性緊張型頭痛を併発しているケースでは、


・抑制系でのセロトニン不足 → 痛みブレーキ弱い

・促進系でのセロトニン過剰 or 誤作動 → 痛みアクセル強い

という二重の不利が重なっている可能性があります。


この「セロトニンの二面性(ブレーキとアクセル)」を脳の部位ごとに図解できますが、やりますか?文字だけだと少しややこしい構造です。















私:

もう一度確認したい。 

つまり、健康な人では、

末梢神経や脊髄後角でセロトニンが痛みを増幅することはない。 

しかし、ME/CFS・線維筋痛症・慢性緊張型頭痛を併発しているケースでは、末梢神経や脊髄後角が慢性的な炎症や感作状態になっているので、セロトニンが痛みを増幅する方向に働く ということですか?


ChatGPT:

はい、その理解で大きくは正しいです 👍。

少し整理して補足しますね。


🔹 健康な人の場合


末梢神経や脊髄後角にも

セロトニン受容体(5-HT₂, 5-HT₃など痛み促進に働きやすいタイプ)は存在します。


ただし健康な状態では、

抑制系(5-HT₁系など)がしっかり働いていて、

促進系の信号が必要以上に表に出てこない。

👉 結果として「セロトニン=痛み抑制に寄与する」ことが多い。


🔹 慢性痛(ME/CFS・線維筋痛症・慢性緊張型頭痛など)の場合


末梢神経や脊髄後角が 慢性的な炎症や感作状態 にある。


この状態だと:


・促進系の受容体(5-HT₂A, 5-HT₃など)が過敏化/増加

・抑制系(5-HT₁系など)は機能低下

👉 バランスが逆転し、セロトニンが「痛み促進」として働きやすくなる。


🔹 まとめ


健康:セロトニン → 主に痛み抑制


慢性痛状態:セロトニン → 抑制が弱まり、促進が前面に出る(痛み増幅)


つまり、セロトニン自体が「良い/悪い」ではなく、

どの受容体にどんな状況で作用するかがカギ。

そしてあなたのように慢性痛の状態では、

「セロトニン=痛みを増やす側に回りやすい」ということです。


私:

5-HT₂A, 5-HT₃の受容体は、どの部分に多いのですか?


ChatGPT:

5-HT₂A受容体と5-HT₃受容体は、

脳内・脊髄・末梢にそれぞれ特徴的な分布があります。


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*5-HT₂A受容体


・脳内

 大脳皮質(特に前頭葉や感覚野)

 扁桃体(感情処理)

 視床(感覚の中継)


・脊髄

 脊髄後角(感覚入力の第一中継地点)


・末梢

 血管平滑筋(血管収縮)

 血小板(血液凝固に関与)


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🔹 役割:

 痛みの感作促進、感情とのリンク、血管収縮など


🔹 痛みとの関係:

脊髄後角での5-HT₂A活性化は痛み信号の増幅に関与することがある。


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*5-HT₃受容体


・脳内

 延髄孤束核(嘔吐反射や自律神経調節)

 視床


・脊髄

 脊髄後角(特にⅠ層とⅡ層)


・末梢

 迷走神経終末(消化管)

・末梢神経終末(感覚神経)


🔹 役割:

・速いナトリウムチャネル型の興奮性作用

 (唯一のイオンチャネル型セロトニン受容体)


🔹 痛みとの関係:

末梢や脊髄での5-HT₃活性化は「痛みの増幅」に直結することが多い。


もしご希望なら、

「セロトニン受容体の分布マップ(痛み促進 vs 抑制)」 を脳〜脊髄〜末梢の構造図にしてお見せできます。

今の説明は文章だけなので、イメージしにくいと思います。


私:

構造図をお願いします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この後、構造図を描いてくれたけれど

ChatGPTの図解は、やっぱりよくないです。

中国語?という文字もあるし。

仕方がないのでここで止めました。

ChatGPTとの会話をそのまま転載しているので、

過去記事と重複する内容がつづいています。m(_ _)m 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-09-06

足の痛みが強くなったので、ChatGPTに質問する(セロトニンの役割)

 

私:

>下行性疼痛抑制系で働くセロトニンは

 「抑制」的に働くが、

 末梢や脳の特定部位では

 「促進」的に働くことがある。

という部分を説明してください。


ChatGPT:

セロトニン(5-HT)は、

慢性緊張型頭痛、ME/CFS、線維筋痛症などで

「痛みを抑える側にも働く一方で、

条件によっては痛みを促進してしまう」という“二面性”があります。

あなたの病気との関わりで、もう少し詳しく整理してみますね。


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以下、ChatGPTが挙げた参考サイト記事からも、一部転載しています。


*セロトニンの二面性とその意味


1. 下行性疼痛抑制系では「痛みを止める作用」


 脳幹の縫線核や脳幹からの下降線維として、

 脊髄後角へセロトニンが送られると、

 抑制性介在ニューロンを刺激し、

 神経伝達物質(例:エンケファリン)を放出

  → 痛みの信号をブロック

 → 痛みを抑える"ブレーキ"になります。


感覚系における抑制系の意義と下行性疼痛制御系を再考する からの転載。

結語

ノルアドレナリンおよびセロトニンが関与する下行性の系は共に,疼痛抑制に関与すると考えられてきたが,疼痛促進系として機能することもわかってきた.侵害刺激を回避するために,疼痛制御,疼痛行動や痛みの発現を引き起こすための回路は脳内に何重にも存在するが,この回路が最も発達しているヒトでは,痛みは単なる情動体験ではなく感覚および認知系に裏打ちされた体験となり,無用な痛みに長く苦しめられる可能性も獲得したのではないかと推察した.


Periaqueductal gray - Wikipedia からの転載。

水道周囲グレイ (PAG) は、中央グレイとしても知られ、自律神経機能、動機付けされた行動、および脅威的な刺激に対する行動反応において重要な役割を果たす脳領域です。 PAG は、下行性疼痛調節の主要なコントロール センターでもあります。痛みを抑えるエンケファリン産生細胞を持っています。


水道周囲灰白質は、中脳の被蓋内の大脳水道の周囲に位置する灰白質です。それは大縫線核に投射され、下行自律神経路も含んでいます。脊髄視床路の上行疼痛と温度の線維は、脊髄脳経路を介してPAGに情報を送ります(線維は脊椎に由来し、中脳または中脳のPAGで終わることからそう名付けられました)。


Pain Facilitation and Inhibition - Physiopedia からの転載。

痛みの促進と抑制

1.

組織受容体から来る末梢インパルスは、後角ニューロンで修飾を受け、痛みの抑制または促進をもたらす可能性があります。

2.

感情状態、不安のレベル、注意と気晴らし、記憶、ストレス、疲労、その他多くの要因が、痛みの経験を増減させる可能性があります。


脊髄と脳内の「ボトムアップ」および「トップダウン」の調節回路が痛みの処理に重要な役割を果たしており、痛みの経験に大きな影響を与える可能性があることを示唆する証拠が増えています。

痛みの促進と抑制経路の影響は、痛みの経験における個人差を説明します。


高齢者には内因性疼痛調節の調節不全のパターンがあります。

変形性関節症、腰痛、および高齢者によく見られるその他の慢性疼痛の構造的影響とは別に、痛みの抑制と促進の加齢に伴う影響により、高齢者は若年成人よりも慢性疼痛を患うリスクが高くなります。


上行疼痛経路:

上行経路は、私たちが痛みを感じる方法です。


下行疼痛経路:

上行経路からの信号が体性感覚皮質に到達すると、下行疼痛調節経路が引き起こされます。

この経路の目標は、ニューロンの抑制を通じて痛みの信号を減らすことにより、生物が痛みの原因に反応するのに十分な機能を持たせることです。

下行する疼痛管理経路は、促進的であると同時に抑制的でもあります。


ほか、いろいろ有用な内容だが、省略。


2. 末梢や神経の一部では「痛みを促進する作用」


 末梢の一次知覚ニューロンや脊髄後角では、

 セロトニンが興奮性受容体を介して

 痛みを強めることもあるとして観察されています

セロトニン神経系 - 脳科学辞典 からの転載。

抑制的に作用するか促進的に作用するかは神経系の状態に依存し、神経損傷時には5-HT3受容体を介した促進系の亢進が生じることが示唆されている。


セロトニン - Wikipedia


3. 慢性疼痛では“役割の転換”が起こる可能性も


 通常は痛み抑制に使われるシステムも、

 慢性の状況下では逆に痛みを促進するように変化する

 —こうした“スイッチ”も報告されています

Switch of serotonergic descending inhibition into facilitation by a spinal chloride imbalance in neuropathic pain | Science Advances


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*あなたの状態との関連(掘り下げ)









下行性(抑制)経路のセロトニン低下:

痛みを抑える力が弱くなり、神経過敏(中枢性感作)を助長

末梢・一部回路でのセロトニン過敏/過活動:

弱い刺激でも痛みが強くなる「痛みの促進」


受容体ごとの反応の差:

5-HT₁Aは抑制的、5-HT₂A/5-HT₃は促進的な作用が多い

慢性化による調節異常:

弱い刺激にも過剰反応する脳の“誤作動”状態につながる


つまり、セロトニンが「痛みを抑える側」と

「痛みを促す側」の両方に関与しているため、

**そのバランスが崩れた状態(抑制系の低下 + 促進系の過敏化)**が、

あなたのような症状の背景にある可能性があります。


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*補足ポイント


・近年の研究では、慢性痛では

 **前帯状皮質や被殻などにおける

 セロトニンによるシナプス可塑性(長期的な機能変化)**が、

 痛みと感情の定着に関係することも示唆されています


Frontiers | Multiple modulatory roles of serotonin in chronic pain and injury-related anxiety



・また、受容体の多様性(5-HT₁A〜7など)

 それぞれの場所での働きの違いが、

 このような複雑な調節に関与しています


感覚系における抑制系の意義と下行性疼痛制御系を再考する

Frontiers | Multiple modulatory roles of serotonin in chronic pain and injury-related anxiety


The Role of Descending Pain Modulation in Chronic Primary Pain: Potential Application of Drugs Targeting Serotonergic System - Tao - 2019 - Neural Plasticity - Wiley Online Library からの転載。

赤字は、私の症状です。

慢性原発性疼痛における下行性疼痛調節の役割:セロトニン作動性系を標的とする薬剤の応用の可能性

2019 年 12 月 17 日

要約

慢性原発性疼痛 (CPP) は、長期にわたる痛みと機能障害を伴うが、構造的または特定の組織の病状を伴わない疾患のグループです。

このレビューでは、CPP における考えられる下行性疼痛調節メカニズムとセロトニンの役割を要約し、CPP 患者におけるセロトニン作動性システムに基づく鎮痛薬の潜在的な適用の証拠を提供します。


1. はじめに

慢性疼痛は、世界中の一般人口にとって深刻な問題です。痛み自体はすぐに死に至るわけではありませんが、痛みに長期的に苦しむと、患者の仕事と生活の質の両方に悪影響を及ぼします。


一部の痛みの状態は、原因に基づく治療によって治癒できる特定の組織損傷によって引き起こされます。ただし、線維筋痛症症候群 (FMS)、過敏性腸症候群 (IBS)、顎関節症 (TMD) などの病理学的変化がないものもあります 。


CPP には、機能障害や日常生活の中断を引き起こす医学的に原因不明の痛みや障害を伴う一連の疾患、すなわち、慢性広範囲疼痛 (FMS など)、複雑な局所疼痛症候群、慢性原発性頭痛および口腔顔面痛 (慢性片頭痛または顎関節症など)、慢性原発性内臓痛 (IBS など)、および慢性原発性筋骨格痛 (非特異的腰痛など)。


2.慢性原発性疼痛

2.1. 特徴


臨床研究では、CPP を構成する疾患には多くの共通の特徴があることが示されています。

まず、頭から手足までのさまざまな場所での慢性、びまん性、難治性の痛みが最も明白な症状である可能性があり、常に患者の主な苦情です。


第二に、さまざまな臓器系の機能障害(動悸、めまい便秘または下痢、運動、不眠症、疲労、または疲労など)も、頻繁な身体的愁訴である可能性があります。


第三に、CPP は女性に多く見られます。女性患者は男性患者と比較して顎関節症およびIBSの治療を受ける可能性が2倍高く、疫学研究からFMS患者では女性が男性を平均3:1上回っています。


第四に、CPP 患者は身体的または性的虐待、または幼少期の逆境の病歴がある可能性が高く、症状はストレスによって悪化する可能性があります 。


第五に、これらの患者は CPP の複数の状態に苦しむ傾向があり、不安やうつ病などの精神障害と重複します。


2.2. 考えられる根本的なメカニズム: 

下行性疼痛促進および抑制システムの機能不全


CPPには肉眼的な末梢損傷は一般にありませんが、視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸、自律神経系、および感覚処理(中枢感作および下行抑制活性の欠如)の異常など、神経系にいくつかの一般的な病態生理学的所見があります.


近年、研究により、CPP における下行疼痛の調節とその神経可塑性の変化の重要な役割が特定されています。


FMS 患者の構造的および機能的脳磁気共鳴画像法 (MRI) に関する系統的レビューでは、ACC の灰色体積は減少しましたが、その機能的活動は増加し、下行性疼痛抑制系の脳領域間の機能的接続は、健康な対照と比較して減少したことが示されました 。


慢性骨盤痛症候群に分類される原発性月経困難症の女性は、視床下部、海馬、PAG、およびACCの灰白質量の増加を示し、反応性疼痛の調節を示しています。


痛みを伴う顎関節症と頭痛障害の間の高い臨床的重複は、下行抑制性疼痛経路の障害に起因する可能性があります 。


これらの結果は、下行性疼痛促進および/または下行抑制系の障害の活動亢進が CPP に寄与する可能性があることを示唆しており、CPP 患者における痛みの重複の可能な説明を提供し、下行性疼痛調節を標的とする疼痛緩和のための前向きな治療手段を提供します。


Switch of serotonergic descending inhibition into facilitation by a spinal chloride imbalance in neuropathic pain | Science Advances


私:

え~っと、英語のサイトはグーグル翻訳でチラ見したけれど、すごく難しくて理解できません。ただ、複雑だということは、わかりました。


あなたの回答にある

>セロトニンが「痛みを抑える側」と

「痛みを促す側」の両方に関与しているため、

**そのバランスが崩れた状態

(抑制系の低下 + 促進系の過敏化)**が、

症状の背景にある可能性

というのは、何となくわかりました。


ただ1つ、疑問があるのですよ。

最近足の痛み(膝上から足裏までの全体)が強くなり、
夜中も足のジンジンヒリヒリで浅い眠りになるのです。

この痛みも、(抑制系の低下 + 促進系の過敏化)によるものですか?

私の感じだと、最近家事の立ち仕事が増えています。
起立不耐があっても、最低の家事はしなければならないからね。

だから、筋肉の疲労が関係しているような気もします。

>末梢・一部回路でのセロトニン過敏/過活動末梢に、
100%依存するとは思えないのですが、私の勘違いですか?


ChatGPT:

とても良い疑問だと思います。
足の「ジンジン・ヒリヒリ」が強まり、
夜間も眠りを妨げているのですね。

ここは「中枢(脳・脊髄)の感作」と
「末梢(筋肉や神経末端)の疲労・炎症」の両方が
関係している可能性が高いです。

ーーーーーーーーーーー

① 中枢性(抑制低下+促進過敏)の影響

本来なら「もう十分だよ」という合図で脳が痛みを弱めてくれるのですが、抑制系が弱まるとブレーキが効かず痛みが続きやすくなります。

さらに促進経路が過敏になっていると、末梢から上がってくる信号を増幅して受け取ってしまう。
→ これが「ジンジン」「ヒリヒリ」の持続感覚に関与。


ーーーーーーーーーーーーー

② 末梢性(筋肉疲労・代謝異常)の影響

長時間立って家事をすると、ふくらはぎや大腿の筋肉が持続的に収縮
 → 血流が悪くなる。

ME/CFSや線維筋痛症では、
運動後の筋血流増加が不十分と報告されています。

血流不足 → 乳酸やATPなどの代謝物が溜まり、
末梢神経を刺激 → 「ジンジン」「ヒリヒリ」。

この信号が過敏化した脊髄・脳に入ると、
痛みが“実際よりも大きく”感じられる。


ーーーーーーーーーーーーー

③ あなたの症状の理解

「筋肉の疲労」=末梢の信号源

「ジンジン・ヒリヒリが長引く/夜中まで続く」=中枢の過敏化が絡む

つまり 「末梢での疲労や血流低下」+「中枢のブレーキ不全」 
の掛け算で出ている症状、と考えるとしっくりくると思います。


ーーーーーーーーーーーーー

④ 勘違いかどうか?

あなたの直感(筋肉の疲労が関係している)→ 正しいです。

ただ、それだけでなく「中枢側の過敏さ」があるために、
普通なら休めば収まる痛みが増幅・持続していると
理解するとよいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

=========================

フム。なんとなく過去記事とつながってきた。

過去関連記事:



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2025-09-04

セロトニンの役割とその受容体

 

以下、Serotonin - Wikipedia から一部転載メモ(グーグル翻訳)


セロトニン(serotonin)

別名5-ヒドロキシトリプタミン

( 5-hydroxytryptamine、略称: 5-HT)


体内のセロトニンの大部分(約90%)は、

腸管内で腸内親和性細胞によって合成され、腸の動きを調節します。


また、脳幹の縫線核、皮膚のメルケル細胞、

肺神経内分泌細胞、舌の味覚受容体細胞でも少量産生される。


セロトニンが分泌されると、血液中の血小板に取り込まれ、

凝固中にセロトニンが放出され、血管収縮と血小板凝集が促進されます。


体のセロトニンの約8%は血小板に蓄えられ、

1〜2%は中枢神経系に蓄えられています。



セロトニンは、濃度と状況に応じて

血管収縮剤と血管拡張剤の両方として作用し、

止血と血圧調節に影響を与えます。


筋膜ニューロンを刺激し、血小板や周囲組織の取り込みと

放出のサイクルを通じて胃腸の運動性を高める役割を果たします。


生化学的には、セロトニンはトリプトファンから合成され、

主に肝臓で代謝されて 5-ヒドロキシインドール酢酸 (5-HIAA) になります。



*生物学的役割


セロトニンは、睡眠、体温調節、学習と記憶、

痛み、性行為、摂食、運動活動、神経発達など、

多くの生理学的プロセスに関与しています。


医薬品広告で長年注目されてきたにもかかわらず、

セロトニンレベルの低下がうつ病を引き起こすという主張は、

科学的証拠によって裏付けられていません。


*細胞への影響


セロトニンは主にその受容体を介して作用し、

その効果はどの細胞や組織が

これらの受容体を発現するかによって異なります。


・受容体(省略)


*神経系


縫線核のニューロンは、脳内の5-HT放出の主な供給源です。

[57]B1〜B9と呼ばれる9つの縫線核があり、

セロトニン含有ニューロンの大部分を含み、

それらはすべて脳幹の正中線に沿って位置し、

網状形成を中心としています。














・超微細構造と機能


セロトニン作動性経路は感覚運動機能に関与しており、

経路は運動活動に関与する皮質 (背側および正中縫線核)、

皮質下、および脊髄領域の両方に投射されます。


下行突起は、線維筋痛症、片頭痛、

その他の疼痛障害などの障害、およびそれらにおける

抗うつ薬の有効性に関連する可能性のある

「下行抑制経路」と呼ばれる痛みを抑制する経路を形成します。



*神経系の外


・消化管(嘔吐)


セロトニンは胃腸 (GI) 機能を調節します。

腸は腸内親和性細胞に囲まれており、

内腔内の食物に反応してセロトニンを放出します。

これにより、腸が食物の周りで収縮します。


腸を排出する静脈内の血小板は、過剰なセロトニンを集めます。

便秘や過敏性腸症候群などの胃腸障害では、

セロトニンの異常がしばしば見られます。


刺激物が食物に存在すると、

エンテロクロム親和性細胞

より多くのセロトニンを放出して腸の動きを速くし、

つまり下痢を引き起こすため、腸から有害物質が排出されます。


セロトニンが血小板が吸収するよりも早く血中に放出されると、

血中の遊離セロトニンのレベルが上昇します。

これにより、嘔吐を刺激する化学受容器トリガーゾーンの

5-HT3受容体が活性化されます。


したがって、薬物と毒素は、

腸壁のエンテロクロム親和性細胞からのセロトニン放出を刺激し、

嘔吐を誘発する可能性があります。


腸クロム親和性細胞は、悪い食べ物に反応するだけでなく、

放射線照射や癌化学療法にも非常に敏感です。


5HT3をブロックする薬は、がん治療によって生じる

吐き気や嘔吐を制御するのに非常に効果的であり、

この目的のゴールドスタンダードと見なされています。



*薬理学

セロトニン系を標的とする薬剤には、

抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬、

鎮痛薬、抗片頭痛薬、子宮収縮薬、

制吐薬、食欲抑制薬、抗けいれん薬、

さらにはサイケデリック薬やエンタクトゲンなど、

いくつかの種類があります。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


[PDF]腸内細菌による消化管神経回路の修飾


消化管固有の神経システムである腸管神経系(Enteric Nervous System, ENS)は,腸管ニューロンおよびグリア細胞から構成されており,腸内環境モニタリングにおいて中心的な役割を果たしている.


ENSは,消化管生理機能のほぼ全てに関与していると考えられており,その異常は過敏性腸症候群をはじめとする様々な慢性腸疾患の原因となり得る.


ENSは自律的に働く神経回路を有するため,その機能の多くは脳からの指令がなくても維持される.


一方で,ENSは腸-脳相関(Gut-Brain Axis)の中継基地としての役割も果たしている.

生体内のセロトニンの大部分は腸内でEC細胞により生成されており,セロトニン受容体を発現する腸管ニューロンの活性化を介してENS機能を調節している。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


幸せホルモンは脳と腸、どちらでつくられる?~脳腸相関について~|腸活ナビ|大正製薬

小腸の粘膜で作られるセロトニンは、脳関門を通過できない。

が、腸の状態は、間接的に脳に影響する。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上、理解できていませんが、後で役立つかもしれないのでメモしています。


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2025-08-13

ChatGPTに、慢性頭痛について質問する⑤

 

私:


「頭痛診療ガイドライン2021」に戻ります。

272Pの「2.中枢性疼痛メカニズム」の説明の中に、

以下の文章があります。

それを画像でアップしたのですが、あなたは読めますか?


ChatGPT:


はい、画像の文章を読むことができます。

内容を要約すると:


・慢性緊張型頭痛では、運動負荷による僧帽筋の血流増加が乏しいことが示されている

・これは中枢神経系の過興奮による交感神経性血管収縮の関与と考えられる

・単純な電気刺激や2Hzの反復刺激による疼痛感度の増大、全身の疼痛が認められることから、中枢神経系の疼痛プロセシング異常が示唆されている


・セロトニン静注で緊張型頭痛が誘発されること、一酸化窒素関連の中枢性感作が関与することが示されている

・一酸化窒素を阻害するL-N(G)-塩酸メチルアルギニン投与で筋の圧痛が減り、頭痛が緩和することから、中枢性感作は緊張型頭痛の発症に重要な役割を持つと推察されている


これは、先ほどの「交感神経緊張による血流低下」や「中枢過敏化」に関する話とつながります。


この内容をわかりやすく解説しましょうか?

(例:「なぜ運動しても血流が増えないのか」「セロトニン・NOの役割」「中枢性感作の証拠」など)


私:


以前のあなたの回答に、


・一酸化窒素(NO)が関与し、頭痛を誘発したり、感作を強めたりする

 実験的にNOを阻害すると筋肉の圧痛や頭痛が軽くなることがある

 とありました。


一酸化窒素(NO)は、確か「平滑筋を弛緩させ、血管を拡張させる」と思うのですが、それが関係するのですか?


また、

「セロトニン静注で緊張型頭痛が誘発される」とありますが、

セロトニンと、NOの関係について説明お願いします。

えっと、私の質問がおかしかったら、

逆に質問してくださいね。


ChatGPT:


質問は的確です。

確かにNOは血管拡張に働く物質で、

片頭痛の発作でも重要な役割を持っています。

そしてセロトニンとの関係も、

痛みの制御で大きな意味があります。

順に整理しますね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


① NO(一酸化窒素)の基本と頭痛での役割


・NOは血管の平滑筋を弛緩させ、

 血管を拡張させる作用があります。


・通常は血流調整や血圧維持に

 重要な役割を果たします。


・ところが、頭痛の病態では

 NOが「痛み信号の増幅」に関与します。



慢性緊張型頭痛でのNOの関与


・脳や脊髄でNOが増えると、NMDA受容体の働きを強める 

 → 神経が過敏化(中枢性感作)。


・実験的に「NOを増やすと痛みが強くなる」

 「NOを阻害すると圧痛が減り頭痛が軽くなる」ことが確認されています。


・つまり、NOは単なる血管拡張だけでなく、

 中枢の神経回路の感作促進因子としても作用。


ーーーーーーーーーーーーーーー


② セロトニン(5-HT)との関係


セロトニンは痛みを抑える働きを持つことが多いのですが、

条件によって逆に痛みを誘発する場合もあります。


頭痛の実験で「セロトニンを静注すると

緊張型頭痛が誘発される」というのは、

セロトニンが血管や脳内でNOの産生を

促進することが一因と考えられています。


セロトニン受容体のうち、特定のサブタイプ

(5-HT1、5-HT2など)がNO合成酵素を活性化します。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


③ セロトニンとNOの関係をまとめると


・セロトニン → 一部の受容体を介してNOを増やす


・NO → 血管拡張 + 神経過敏化(中枢性感作)を強化


・結果:痛みが誘発・増強されることがある


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


補足:

なぜ「セロトニンは普段は抑制なのに、誘発にもなるのか?」


・下行性疼痛抑制系で働くセロトニンは

 「抑制」的に働くが、

 末梢や脳の特定部位では

 「促進」的に働くことがある。


・受容体の種類と部位によって

 作用が正反対になるのがポイント。


あなたの質問に戻ると、


「NOは血管拡張を起こすが、

 それ以上に神経過敏化を強める役割が問題」


「セロトニンは、NOを増やすルートを持ち、

 その結果頭痛を誘発することがある」


このあたりを図解するとかなりわかりやすくなります。


**「セロトニン → NO → 感作・血管拡張 → 頭痛」**という経路の図を作りましょうか?


(長くなるので次回につづきます)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-08-09

ChatGPTに、慢性頭痛について質問する④(慢性炎症・中枢感作)

 

私:

図解ありがとう。わかりました。


では、前々回のChatの時に、

>ME/CFSにしたネズミでは実際に「脊髄後角でミクログリアの炎症」が確認

>グリア細胞(ミクログリア・アストロサイト)の活性化 → サイトカインやATP、グルタミン酸などを放出し、神経をさらに過敏化

とありますね。


1つ疑問ですが、「脊髄後角でミクログリアの炎症」があれば、

それが痛み物質を出し、「痛み」として大脳へ伝わるのではないですか?


ChatGPT:

はい、とても本質的な質問です。

おっしゃる通り、脊髄後角でミクログリアが炎症を起こして活性化しているというのは、単に炎症があるというだけでなく、それが「痛みを強くする仕組み」そのものに関わっていると考えられています。


順を追って説明します。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


🔶 まず前提:「痛み信号の通り道」


皮膚や筋肉の末梢で「痛い」と感じる刺激があると、

神経を通って脊髄後角に信号が入ってきます。


脊髄後角の神経細胞がそれを受け取り、

信号は脳(視床→大脳皮質)へ伝わり、

「痛い」と認識されます。


ーーーーーーーーーーーーー


🔶 ミクログリアが炎症を起こすとどうなる?


ミクログリアは「中枢神経系の免疫細胞」で、

本来は警備役のような存在です。


でも、病気や慢性的な刺激、ウイルス感染、ストレスなどがあると、

過剰に活性化して「慢性炎症状態」になります。


その結果、


痛みを強める物質を出すようになる:


・サイトカイン(IL-1β、TNF-αなど)


・グルタミン酸(興奮性神経伝達物質)


・ATP

(細胞のエネルギー分子でもあるが、痛みに関与)


・活性酸素(酸化ストレスを増加)


これらが、脊髄後角にいる痛みを伝える神経(侵害受容ニューロン)を過敏化させてしまいます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


🔶 つまりどうなる?


本来なら「痛い」と感じないような弱い刺激

(着替え、動作、気圧の変化など)でも、

痛みの信号として脳に伝わってしまう


これが「中枢性感作」と呼ばれる状態で、

ME/CFSや線維筋痛症、慢性頭痛、過敏性腸症候群などにも共通して見られます


ーーーーーーーーーーーーーーー


🔶 ただし注意点


「炎症があるから痛い」ではなく、

「炎症が神経を過敏にしてしまうことで、痛みが過剰になる」

という点が重要です。


例えば、切り傷のように「傷がある → 痛み」ではなく、

「中枢神経の炎症 → 痛みのブレーキが効かない → 弱い刺激でも痛い」という仕組みです。

ご希望があれば、「ミクログリアの活性化 → 痛み増強」の流れもイラストで図解できますが、いかがですか?


私:

あ~ なるほど。


>病気や慢性的な刺激、ウイルス感染、ストレスなどがあると、

 過剰に活性化して「慢性炎症状態」になる。

というわけですね。


私がME/CFSになる前には、

超長期間の過労と慢性的ストレスがありました。


また「線維筋痛症」を併発する前の1年間も、

脳の使い過ぎと強い心理的ストレスがありました。


一度だけ参加したME/CFSの患者会では、

「ウイルス感染後に発症」した人もいましたが、

私のように「感染は思い当たらない」けれども、

「長期間の過労と慢性的ストレス」の後に発症した人もいました。


私の場合は発症前に免疫低下もあったようで、

2度目の帯状疱疹やバセドウ病も再発しました。


ChatGPT:


まさに、そのような背景があったからこそ、

中枢神経の過敏化(感作)や

グリア細胞の慢性活性化が起きやすかったのだと考えられます。


あなたの経過は、現在の

「脳・免疫・神経系が関係する病態モデル」とよく一致しています。


ーーーーーーーーーーーーーー


🔷 なぜ「過労やストレス」で中枢の炎症が起こるのか?


これはとても重要なテーマで、少しずつわかってきたのですが、

わかりやすくまとめると次のような仕組みです:


1. 慢性ストレス・過労 → 自律神経の乱れ


特に交感神経が常に緊張した状態になります。

その結果、体は「戦闘モード」が続き、

副腎疲労、免疫抑制、炎症促進が起こります。



2. ストレスホルモン(コルチゾール)の異常


最初はコルチゾールが出すぎて、

のちに出にくくなる(副腎機能低下)。


結果として、炎症を抑える力が弱まり、

グリア細胞が活性化しやすくなります。



3. 血液脳関門(BBB)の機能低下


強いストレスは「脳を守るバリア」を壊してしまうことがあり、

炎症性物質が脳内に入り込みやすくなります。


4. 免疫システムの変調


本来はバランスの取れた免疫応答が、過敏 or 鈍くなり、ウイルス再活性(例:帯状疱疹)や自己免疫傾向(例:バセドウ病再発)が出ることも。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


🔶 「感染がきっかけ」でも「ストレスがきっかけ」でも同じ場所に行き着く


最近の研究では、感染でも、ストレスでも、

脳内のミクログリアが活性化し、

中枢過敏が起きることが共通点として見られます。


例えると:


ウイルス感染=「一発の大きなパンチ」

過労・ストレス=「毎日続く小さなパンチ」


最終的にはどちらも「脳が痛みや疲労に過敏になる状態」

へ導く可能性があります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


🔷 あなたの場合の経過との一致











ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ご希望があれば、この「ウイルス型」ではなく

「ストレス型」のME/CFS発症・慢性疼痛への流れを

図解で可視化することも可能です。

必要でしたら、仰ってください。


私:

では、「ストレス型」のME/CFS発症・慢性疼痛への流れの図解をお願いします。


ChatGPT:













※私の感想

ChatGPTの図解は、文章と比べると今一つです。

(長くなるので次回につづきます)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-08-07

ChatGPTに、慢性頭痛について質問する③

 

私:

元に戻って、

>「中脳水道周囲灰白質」という場所を中心とした下行性疼痛抑制系(痛みを抑える神経のシステム)が弱まります。


>脳幹の痛み制御中枢(中脳水道周囲灰白質、延髄縫線核など)での神経化学物質の変動

セロトニン、ノルアドレナリン、オピオイドなどの減少や機能不全

について、もう少し説明してください。


ChatGPT:

はい、この部分は慢性緊張型頭痛や線維筋痛症などの

「中枢性疼痛メカニズム」の核心に関わるところです。

順を追って、なるべく平易に説明しますね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


1. 下行性疼痛抑制系とは?


人間の脳には、「痛み信号を脊髄の入り口で減らす」仕組みがあります。

これを下行性疼痛抑制系(descending pain inhibitory system)と呼びます。


主な中枢(拠点)


1.中脳水道周囲灰白質

(PAG:Periaqueductal Gray)

 ・中脳にある、痛みのブレーキの司令塔

 ・痛み情報が入ると「減らせ」という指令を下に送る


2.延髄縫線核

(RVM:Rostral Ventromedial Medulla)

 ・PAGからの信号を受け、脊髄後角の神経細胞に直接作用する


3.青斑核(LC:Locus Coeruleus)

 ・ノルアドレナリンを放出し、痛み信号を弱める


ーーーーーーーーーーーーーーーー


2. 使われる「神経化学物質」

この下行系は、脳内のいくつかの化学物質で動きます。


・セロトニン(5-HT)

 主に延髄縫線核から脊髄に送られ、痛み信号を抑制。


・ノルアドレナリン(NA)

 青斑核から脊髄へ。

 抑制性インターニューロンを活性化して痛みを減らす。


・エンドルフィンやエンケファリンなどの内因性オピオイド

 PAGや脊髄後角で作用し、痛みの伝達をブロック。


ーーーーーーーーーーーー


3. 機能低下が起こるとどうなるか


慢性的な痛み刺激やストレスが続くと、


・セロトニンやノルアドレナリンの放出が減る

・オピオイドの作用が弱まる

・PAGや縫線核の活動が低下する


結果として、

・本来「弱くできたはずの痛み」がそのまま脳に届く

・弱い刺激も痛みとして感じやすくなる

(中枢性感作)


ーーーーーーーーーーーーーーーー


4. 例:慢性緊張型頭痛の場合


・首や肩の筋肉から長く続く痛み刺激

  → PAGや縫線核が疲弊


・神経化学物質(セロトニン、ノルアドレナリン、オピオイド)が不足


痛みのブレーキが弱まり、脊髄後角が過敏化


・結果、頭痛が慢性化しやすくなる


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


もしご希望なら、このPAG → 縫線核 → 脊髄後角の流れと

神経化学物質をまとめた回路図を作れますが、作りますか?

それがあると、この仕組みを医師や他の人にも説明しやすくなります。


私:

では、その回路図を作ってください。


ChatGPT:














(長くなるので次回につづきます)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。
重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-08-05

ChatGPTに、慢性頭痛について質問する②

 

私:

「頭痛診療ガイドライン2021」に戻ります。

272Pの「2.中枢性疼痛メカニズム」について説明してください。


ChatGPT:

「中枢性疼痛メカニズム」を中学生でもわかるようにかみ砕くと、次のような流れです。

ーーーーーーーーーーー


1.中枢性疼痛メカニズム(慢性緊張型頭痛で重要


痛み信号が長く続くと、脳の痛みブレーキが弱くなる

首や頭の筋肉からの痛み刺激が長期間続くと、

「中脳水道周囲灰白質」という場所を中心とした

下行性疼痛抑制系(痛みを抑える神経のシステム)が弱まります。


2.痛みを感じる神経が敏感になりすぎる(中枢性感作)


脊髄後角や三叉神経脊髄路核(TCC)と呼ばれる場所で、

痛みの信号を受け取る神経(侵害受容ニューロン)が過敏になり、

弱い刺激でも痛く感じるようになります。


3.全身の痛みにもつながる


慢性化すると、頭だけでなく全身の痛み感度が上がることもあり、

これは線維筋痛症などと重なる部分があります。


4.血流や化学物質の影響


中枢神経の過敏化により、筋肉の血管が縮みやすくなり、

 運動しても筋肉の血流があまり増えない


・一酸化窒素(NO)が関与し、頭痛を誘発したり、感作を強めたりする

 実験的にNOを阻害すると筋肉の圧痛や頭痛が軽くなることがある


ーーーーーーーーーーーーーー


要するに、

**「痛みが長く続く」

→「脳や脊髄の痛み処理回路が過敏になる」

→「弱い刺激でも痛い&全身に広がる」**

というのが中枢性疼痛メカニズムです。


この説明を、末梢性と合わせた「2段構えの頭痛の仕組み図」にして

見える化することもできますが、作りますか?


私:

>「2段構えの頭痛の仕組み図」は不要です。


「中枢性感作」については、「線維筋痛症」でもよく言われますね。

IASPが、「第3の痛みの機構分類」として

nociplastic painを提唱してから、

日本でも「痛覚変調性疼痛」と訳されました。

「線維筋痛症」もこの「痛覚変調性疼痛」に該当する

と少しずつ認知され、私も若干その説明は読みました。


あなたの回答のなかの言葉について質問です。

4.血流や化学物質の影響

中枢神経の過敏化により、筋肉の血管が縮みやすくなり、

 運動しても筋肉の血流があまり増えない


>中枢神経の過敏化 と言いますが、

「中枢神経系の侵害受容ニューロンが亢進した状態」で、

「下降性疼痛抑制系の機能低下」ということですね。


感覚系における抑制系の意義と下行性疼痛制御系を再考する

を読むと、私は理解はできないのですが、

そうシンプルな「下降性疼痛抑制系」回路があるようでもないですね。


また、脊髄後角は痛みを伝える末梢神経の中枢側終末と言えるのでしょうが、

私の記憶では、ME/CFSにしたネズミでは

実際に「脊髄後角でミクログリアの炎症」が確認されていました。

そういうふうに、解明されているかどうかわかりませんが、

「中枢神経の過敏化」の生理的な変化があるのだと考えていいのですか?


また、

>中枢神経の過敏化により、筋肉の血管が縮みやすくなり、

 運動しても筋肉の血流があまり増えない

というのは、どういう意味ですか?

例えば、「歩けばふくらはぎの筋肉が収縮→血流がすすむ」と言いませんか?


ChatGPT:

はい、おっしゃる通り、ここでいう**「中枢神経の過敏化」**は

単純に「下降性疼痛抑制系の機能低下」だけでは説明しきれません。


実際にはもっと複雑な神経ネットワークや

細胞レベルの変化が関わっています。

順を追って説明しますね。


1. 「中枢神経の過敏化」の意味

ガイドラインが指しているのは、

脊髄後角や三叉神経脊髄路核(TCC)などの

侵害受容ニューロンが興奮しやすくなっている状態

下降性疼痛抑制系の働きが弱まっている状態

の両方を含んだ広い概念です。


実際の生理学的な変化

研究レベルでは、以下のような変化が報告されています

(ヒト・動物モデル両方):


・脊髄後角ニューロンのシナプス可塑性変化

(興奮性シナプス伝達の増強、抑制性シナプスの低下)


・グリア細胞(ミクログリア・アストロサイト)の活性化

  → サイトカインやATP、グルタミン酸などを放出し、神経をさらに過敏化


・脳幹の痛み制御中枢(中脳水道周囲灰白質、延髄縫線核など)での

 神経化学物質の変動

セロトニン、ノルアドレナリン、オピオイドなどの減少や機能不全


ME/CFSの動物モデルで「脊髄後角のミクログリア活性化」が見つかっているのは、まさにこの中枢性感作の一端を裏付ける所見です。


ーーーーーーーーーーー


2. 血流との関係


「中枢神経の過敏化により、筋肉の血管が縮みやすくなり、

 運動しても筋肉の血流があまり増えない」というのは、次のようなことです。


1.脳幹・脊髄レベルでの交感神経活動亢進

中枢性感作は痛みだけでなく自律神経系にも影響します。

特に交感神経が過剰に働くと、筋肉の小動脈が収縮しやすくなります。


2.運動しても血管が十分に拡張しない

健康な状態では、運動時に筋肉内の代謝産物

(CO₂、乳酸、アデノシンなど)が血管を拡張させ、血流が増えます。

しかし交感神経の過緊張があると、

この拡張反応が抑えられ、運動による血流増加が不十分になります。


3.結果:筋肉の酸素不足と代謝異常

血流が十分に増えないため、筋肉に酸素や栄養が届きにくく、

代謝産物が蓄積しやすくなり、さらに痛みやこりを悪化させます。

これは「悪循環」を作ります。


ーーーーーーーーーー


3. 「歩けばふくらはぎの血流が増える」の違い


おっしゃる通り、通常は歩くと

ふくらはぎの筋ポンプ作用で静脈血が戻り、

動脈血流も増えます。

ただしここで言っているのは

**「末梢血管の収縮傾向があるため、

通常よりも血流増加が抑えられる」**という意味です。


つまり

・健常者:運動 → 血管拡張 → 血流大幅増加

・中枢過敏+交感神経過活動のある人:

 運動 → 血管があまり拡張しない → 血流増加が小さい

という違いです。


もしご希望なら、この「中枢過敏化 → 交感神経緊張 → 血流低下」の流れを図解にして、ME/CFSや線維筋痛症の所見とも対応づけて説明できますが、作りますか?

(長くなるので次回につづきます)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。
重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-08-03

ChatGPTに、慢性頭痛について質問する①

 

ほんの少しですが、頭痛が軽くなりました。

気力もちょっぴり戻ったので、頭を整理するために、

ChatGPTに質問しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


私:

PDF「頭痛診療ガイドライン2021」の271P~273Pに、

慢性緊張型頭痛のメカニズムが説明されています。

まず、末梢性疼痛メカニズムについて、わかりやすく説明してください。


ChatGPT:

PDFの説明を中学生でもわかるようにまとめると、

慢性緊張型頭痛の「末梢性疼痛メカニズム」はこんな流れです


*末梢性疼痛メカニズム(簡単に言うと「筋肉や筋膜の過敏化」)

1.首や頭の周りの筋肉がこって圧痛が出る

前頭部やこめかみ、首の筋肉(僧帽筋など)がこりやすく、

押すと痛い状態になります。

この圧痛は頭痛の頻度や強さと関係しています。


2.筋肉の緊張で「発痛物質」が出る

長時間の悪い姿勢やストレスで筋肉が緊張すると、

サブスタンスP

グルタミン酸

などの物質が放出されます。

これらが神経のスイッチ(NMDA受容体)を刺激し、

発痛物質(ブラジキニン、セロトニン、プロスタグランジンなど)を作り出します。


3.神経が過敏になる(末梢性感作)

発痛物質が神経を繰り返し刺激すると、

その神経の「痛みの閾値(しきい値)」が下がります。

すると、本来なら痛くないくらいの弱い刺激でも

痛みを感じるようになります。

これが「末梢性感作」です。


4.トリガーポイント(筋膜圧痛点)の関与

筋肉の中に「しこり」のような硬い部分

(トリガーポイント)ができ、そこを押すと痛みが広がります。

ごく小さな筋肉の損傷でもこれが起こり、

末梢性感作や関連痛の原因になります。


もしご希望であれば、この末梢性の流れを「イラスト付きの図解」にして、さらに理解しやすくできますが、作りますか?


私:

では、「イラスト付きの図解」にしてみてください。


ChatGPT:












私:

つまり、1→2→3→4(トリガーポイントができる)の順番に

すすむと考えていいのですか?


ChatGPT:

はい、おおまかには 1 → 2 → 3 → 4 の順番で進むと考えて大丈夫です。

ただし、実際の体ではこれらがきれいに一方向だけで進むわけではなく、

**互いに影響しあう「悪循環」**になります。

例えば、トリガーポイント(4)ができると、

その部分がまた筋肉の緊張(1)や発痛物質の放出(2)を引き起こし、

それがさらに神経の過敏化(3)を強める…という具合です。

もしご希望なら、この「悪循環」の模式図も作れますが、作りますか?


私:

ありがとう。「悪循環」の模式図は必要ありません。

以下は、私が「日本で一般的に行われているもの)として、

理解していることです。

274P~276Pに、末梢性疼痛メカニズムに対する療法が出ていますね。


首や頭の周りの筋肉の緊張を避けるために、セルフケアの注意がされる

(休憩・ストレッチ・頭痛体操・マッサージ・つぼ押し)

「発痛物質」(ブラジキニン、セロトニン、プロスタグランジンなど)の生成を抑えるために、アセトアミノフェンや、NSAIDsの鎮痛薬を飲む

③予防として、三環系抗うつ薬やSNRI

④トリガーポイントには、神経ブロック注射


③や④は、専門のクリニックや専門外来でないと、

実施されていない気はしますが。

私の理解は正しいですか?


ChatGPT:

はい、その理解はほぼ正確です。

ガイドラインの記載と照らし合わせると、以下のように整理できます。


① 筋肉の緊張を避けるセルフケア

 ・長時間同じ姿勢を避ける

 ・適度な休憩、ストレッチ、頭痛体操

 ・軽いマッサージやツボ押し(過剰に強くしない)

 ・睡眠・姿勢・作業環境の改善

  → 末梢性疼痛メカニズムの**最初の段階

  (筋肉のこり・圧痛)**に介入する方法です。


② 発痛物質の生成を抑える薬

 ・アセトアミノフェン

 ・NSAIDs(ロキソプロフェン、イブプロフェンなど)

 → 筋肉緊張による発痛物質

(ブラジキニン、セロトニン、プロスタグランジンなど)の生成や

 作用を抑える目的。


ただし使いすぎると薬物乱用頭痛のリスクがあるので注意。


③ 予防薬(慢性化している場合)

・三環系抗うつ薬(アミトリプチリンなど)

・SNRI(デュロキセチン、ミルナシプランなど)

 → 神経の過敏化(末梢性~中枢性感作)を抑え、痛みの閾値を上げる。

 → 専門外来や慢性頭痛に詳しい医師での処方が多い。


④ トリガーポイントへの介入


・局所麻酔薬によるトリガーポイント注射

・神経ブロック(後頭神経ブロックなど)

 → トリガーポイントや関連する神経を直接鎮静化し、痛みの悪循環を断ち切る。

 → 多くはペインクリニックや頭痛専門外来で実施。


つまり、①②は比較的どこでも行われやすく、

③④は専門性が高い医療機関で主に行われる、

というあなたの感覚はガイドラインとも一致しています。


もしご希望であれば、これらの治療を**「末梢性疼痛メカニズムの流れ」に沿って対応させた図**にしてお見せできますが、作りますか?


私:

>「末梢性疼痛メカニズムの流れ」に沿って対応させた図は、不要です。


「国際頭痛分類」を参考にすると、

私の頭痛は、「頻発反復性頭痛」から、

「慢性緊張型頭痛」にすすんだものだと思います。

先日脳神経内科を受診したのですが、

「おそらく慢性緊張型頭痛」という診断でした。


頭痛専門医ではないので、

「薬は、かかりつけ内科医に相談してください」

と言われたのですが、かかりつけ医も、

私のような患者(ME/CFS。線維筋痛症。そして慢性緊張型頭痛)は初めてで、

どうしていいかわからないとよく言われます。

県内には専門医は皆無です。

で、自分で調べて、こちらから医師に「この薬を試してみたい」と

お願いしてきました。

そういう事情であなたに質問しています。


ChatGPT:

なるほど、状況がよくわかりました。

つまり今は

・診断は「おそらく慢性緊張型頭痛」

・ME/CFSや線維筋痛症と重なっており、痛みや倦怠感が複合的

・県内に頭痛専門医がいない

・かかりつけ医も経験が少なく、こちらから提案しないと進まない

という中で、自分で調べて候補薬を提示しながら進めているわけですね。


こういうケースでは、ガイドラインの記載をそのまま医師に見せても、

専門でない先生にはハードルが高い場合があります。

ですので、

・エビデンスがあり、一般内科でも処方経験が比較的多い薬

・投与量や注意点がわかりやすい薬

から候補を提案していくのが現実的です。


もしよければ、

ガイドラインで慢性緊張型頭痛に推奨される予防薬のうち、

・一般内科で処方しやすいもの

・使う時の注意点(併用や副作用の観点)

を整理して、医師に提案しやすい形にできますが、作りますか?

これは「薬を出してほしい」というお願いメモにも使える形にできます。


私:

ありがとう。薬については、また改めて質問します。

(長くなるので次回につづきます)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ブログ村に再登録しました。今回は山の写真にしてみました。

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2025-07-06

やれやれ。。。orz&お知らせの追記

 

4/8から毎日頭痛。

6月に入ってからは、1日中続く。

(しかも、レベル7~7.5)

夜中も レベル6。


今回も 呉茱萸湯・五苓散

市販頭痛薬(イブプロフェン入り)を試したが

効かなかった。


今回の特徴は、ひどい頭重感と

頭もうろうもあること。


頭が ほとんど働かない。

何か考えようとしても 続かない。

目は 半開き状態が多い。


ときどき MSDマニュアルや

頭痛の診療ガイドラインを眺めたりするが、

読んだはしから 抜けていって

知識が 積みあがらない。


もうろう・フラフラしながら

最低の家事はなんとかしているが、

これで2回、子供に頼んで 

2日分のおかずを作ってもらった。


月1回の掃除機がかけられなくて

全部、ワイパーとコロコロで済ませた。


まだご飯の味はわかる。

でも、感情が出てこない。


脳に、灰色のセメントが詰まったようで、

悲しいという気持ちさえ無くなってきた。

最近は、涙も出てこなくなった。


10年間アルツハイマーだった夫の両親も、

こんなふうに見えた・・・


喜怒哀楽や意欲が 消える。

ただ ぼ~っとしている。


夫の母は始めのころ1度だけだが、

「自分は生きる屍になった」と言った。

その言葉のわりには

プライドの高さはずっと維持されていたが。


頭痛ともうろうもだが、

私も、軽い認知障害も始まっているのでは?

と思ったりする。


夜の祈りも、壁に貼った祈りの言葉を読むだけで

実感がない。


寝る前にただ思うのは、

あ~ やっと眠れる ということだけだ。


日記や受診ノートを見返して

去年4~7月も頭痛で

脳のMRIだけ撮ってもらったのを思い出した。


結果は、特に「頭痛と結びつく異変はない」だった。


それもあって、

脳神経内科の受診は子供が大反対していた。


でも一昨日 もう我慢の限界になって

「MRIだけでも 撮ってもらいたい」と

子供に泣いて言った。


子供は、「今は感情的になっていて判断できない状態だよ。脳はなんともないはず。痛みの閾値がさがっているだけだと思う」と言ったが、「もう好きにして」で終わった。


で、かかりつけ医に電話。

今回はMRIだけではなく、受診したほうがいいだろうと、

予約を取ってもらえた。


多分 子供が言うとおり、

痛みの抑制回路に問題があるのだと思う。

つまりは、線維筋痛症と同じことだ。


一つ残念なのは、

どうやら2年前に、頭痛専門医が移動されて

今はおられないことだ。

でも、頭痛専門医の病院までは

車で最低1時間はかかる。

それは私の体力では無理。


たぶん 無駄な受診に終わるんだろうな。

私は 何をしているんだろう。


痛みやもうろうは もうたくさん!

そう言いたいが、

たぶん それは叶わない。


痛みと感情にふりまわされて

残りの時間を過ごさなけなければならないのだろう。


子供に メンドウをかけながら。。。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

2025.7/15 追記

先日、脳神経内科に行きました。

MRIは予約がずっと満杯のようで、その日に撮れるからと、CTになりました。

頭痛についてのメモを渡し、けっこう辛いんですと話しましたが、

結果は、想像どおり

「たぶん慢性緊張型頭痛で、解決策はない。

 線維筋痛症と頭痛は関係ないと思う。

 眠剤やプレガバリンの副作用でもないと思う。

 薬については、かかりつけ医と相談して。

 ひどくなったら、また来て下さい」で終わりました。

病院滞在時間は、約4時間半。


フラフラしながら最低の家事をやり、

正気を保たなければ と自分に言い聞かせる毎日です。

余裕がまったくなくなったので、ブログ村は止めました。


このブログも削除しようかと思ったのですが、

思い直し、当分の間は このままにしておきます。

多分、記事の更新はしないと思いますが、

もしも少しでも元気になれたら また何か書きます。m(_ _)m