夫、今度は、膀胱にガンが見つかった。
まだ詳しい話は聞いていないが
夫の場合は、「膀胱内再発」になるのかも。
来月 内視鏡での手術になった。
今回は 3~4日の入院で済むらしいが、
本人は内心 どう思っているか。。。
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1日2~3回は、
2階から「ゴトン」という音がひびく。
そのつど様子を見に行く脚の力はないから
何の音? と耳だけ澄ませるが
今は 下から尋ねもしない。
「いちいち、うるさい」と怒られるだけだから。
3年位前から、癇癪を起すのは減ったけれど
私が何か言うと、9割は 不機嫌になる。
こちらからは用事だけ伝えて
あとは 何も言わない方が
お互いのストレスにならない とわかった。
それでもまた うっかり話しかけて
何度も 苦くなる。
夫にかかる手間は だんだん増えてきた。
汗っかきではあったが
どういうわけか 尋常じゃない汗っかきになった。
毎日風呂かシャワーを使い、
汗をかくたびに下着もすぐに着替えているのに
朝降りてくると もう
加齢臭と汗臭さの匂いがする。
夫は子供時代からの蓄膿症で 嗅覚は悪い。
だから自分の体臭はわからないから
それを指摘はしない。
もっとも一般に
「自分の体臭は気づかない」ものらしい。
ある時子供が言った。
リビングに入ると「お母さんの体臭もするよ」と。
まぁ子供は鼻がいいけれど。
家は24時間換気になってるし、
自分では気づかなかったが
寝具や身体から 体臭が蒸発しているのだろう。
しょっちゅう着替えるから
前より、洗濯の回数が増えた。
2日に1回は洗濯して干さなければならない。
毎日昼ごはんを作る。
土日は 昼食と夕食を作る。
最近夫の食欲がもどり、
食器洗いだけはしてもらえるようになった。
でもたまには 水回りの掃除や
床の掃除もしなければならない。
ヨタヨタ 時々ふらつきながら
こんな些細な家事をするだけで
もうへとへとだ。
グダグダ グチを書いてしまったが、
「老い、病みながら生きる」というのも
ナカナカのもんだな..... と思う。
すべて「自然な変化」で
それぞれの人が「自分の変化」を受け入れ
生きていくしかないのだけれど
「自分の変化」だけでなく
「一緒に暮らす人の変化」を眺めていくのも
ナカナカのもんだ....と思うようになった。
70代・80代の方の
老々介護のブログをたまに拝見するが
偉いもんだと、感心するばかりだ。
夫を変化を見ていると
私のゆきさきは、どうだろうと思ってしまう。
今の状態でさえ やっと持ちこたえているのに
「ガンです」と言われようものなら
それに立ち向かう気力など ありそうにない。
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考えてもムダだから 考えるまではいかないが
それでも現実から目を背けたいのだろう。
TVを買ってから
ファンタジーの中国古装ドラマを見るようになった。
たまには神々や仙人の世界の話さえあるが、
多くは古代~清王朝のフィクションだ。
主人公は 子供時代にワケがあったりする。
誰にも言わないそのワケを背負いながら
大人になっても 次々に試練がくる。
たいていの場合
主人たちだけはハッピーエンドで終わる。
「清越坊の女たち~当家主母~」や
「如懿伝」のように
別れで終わる場合もあるが、
仲間になった脇役は 亡くなることが多い。
陰謀。策略。攻撃。権力者の圧政。
そこへ一般人や奴隷たち、老いた親族などがからむ。
師弟の関係もでてくる。
どうこの状況を潜り抜けるかが 主なテーマになるが、
合間に 犠牲、別れ、愛憎などもでてきたりしてなかなか複雑だ。
主人公たち(男女)には、自分を守るための知恵や根性。
周りを説得して味方にする
理詰めのスピーチ能力が要る。
おまけに男性なら 武術も必要になる。
言ってみれば
ある種の「成長物語」になってもいる。
こういうドラマが繰り返し作られ、見られるのは
「苦労しているのは自分だけじゃない」
と 確認できるからかもしれない。
背景には
ある程度時代考証されただろう
自然の風景や住まい・暮らしが見える。
それをぼんやり眺め
現実逃避するのが 今唯一の息抜きだ。
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