2025-02-28

ChatGPTに、「議論の場」について質問する

 

私:

>日本では**「根回し」「調整」**が求められます。

とあなたはいいますがつまり、「議論の場」が、

「議論し決定する場」になっていないということですか?


ChatGPT:

そうですね。日本の「議論の場」は、本来の意味での「議論し、決定する場」になっていないことが多いと言えます。


1. 日本の「議論の場」は形だけ?

本来、議論の場というのは「さまざまな意見をぶつけ合い、より良い決定をするための場」ですよね。

しかし、日本では**「結論ありき」で会議が進むことが多く、議論は形式的なものになりがち**です。


✔ すでに水面下で決まっていることを「確認」する場になっている

✔ 意見を言うことが歓迎されず、「和を乱す」と見なされる

✔ 結論を出すことより、「異論なく終わること」が重視される


つまり、表向きは「議論の場」なのですが、実際には「根回しで決まったことを追認するだけ」になっていることが多いんですね。

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2. なぜ日本では「議論の場」が機能しにくいのか?

 いくつか理由が考えられます。


① 「異論を言う=対立」だと思われる

日本では「対立を避ける文化」があります。

そのため、会議で意見を戦わせることが

**「相手を否定すること」**と受け取られがちです。

結果として、異論を唱えにくくなり、「異議なし」の空気が生まれます。


② 「結論を出すこと」より「無難に終わること」が大事

欧米の会議では「時間内に結論を出すこと」が重要ですが、

日本では「波風立てずに終わること」が重視されがちです。


そのため、意見が対立しそうになると、

「今回は持ち帰って検討しましょう」となり、

結局、決まらずに先送りされることが多くなります。


③ 事前の「根回し」が重要視される

日本では、会議で突然新しい提案をすると

「驚かせてしまう」「準備不足」と見なされがちです。

そのため、事前に関係者と調整(根回し)をして、

賛成を取りつけておかないと会議で通らない仕組みになっています。


→ これが、結果的に「会議の場での議論が形骸化する」原因になっています。

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3. 「議論の場」を機能させるには?


本来の意味での「議論し決定する場」にするためには、


✔ 「異論は対立ではなく、より良い意見を探るもの」という意識を持つ

✔ 「事前に決めず、会議の場で本当に議論する」という運営に変える

✔ 「先送り」ではなく、「結論を出すこと」を優先する


こうした意識改革が必要なのですが、日本ではなかなか難しいですね。

この構造が、「小さな変更でその場をしのぎ、問題を先送りする」原因にもなっているのかもしれません。


(つづきます)

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ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。

重要な情報は確認するようにしてください。

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2025-02-26

ChatGPTに、日本の政治について質問する

 

私:

日本では公的な諸問題に対して

「将来に備えて対策を考える必要がある」とよく言われます。

が、今までの対策を見ると、

「小さな変更でその時をやり過ごす」。

それは「問題の先送り」と思うのですが、その理由は何でしょう?


ChatGPT:

日本で「将来に備えて対策を考える」と言いながらも、

実際には「その場しのぎ」や

「問題の先送り」になってしまう理由はいくつか考えられます。


1. 合意形成に時間がかかる

日本では「みんなの意見をまとめる」ことが大切にされるため、

大きな決定をするのに時間がかかります。

その結果、とりあえず影響が少ない

小さな変更を積み重ねていくことで、

問題を「先送り」しながら進めることが多いです。


2. 失敗を恐れる文化

日本では「失敗しないこと」が重視されがちです。

抜本的な改革はリスクが高く、

もし失敗すれば責任を問われるため、

リスクの少ない小さな変更を選ぶ傾向があります。

結果として、本当に必要な大きな改革は後回しになります。


3. 目先の安定を優先する

日本では社会の安定を重視するため、

大胆な改革は「混乱を招く」として敬遠されがちです。

そのため、**「少しずつ変えることで大きな混乱を避ける」**

という発想になり、結果的に先送りが続きます。


4. 短期的な成果を求める政治・経済の構造

政治家は選挙ごとに評価されるため、

**「長期的に良くなる政策」よりも

「今すぐ成果が見える政策」**を優先しがちです。

また、企業も短期的な利益を求める傾向が強く、

大きな変革よりも「すぐにできる対策」に走りがちです。


5. 「前例主義」と「縦割り構造」

日本の組織は前例を重視し、

役所や企業の縦割り構造が強いため、

新しいことを始めるのに時間がかかることが多いです。

「前例がない」と言われると、それだけで変化をためらう原因になります。


結果として…

・小さな変更でごまかしながら現状維持を続ける

・本当の問題は先送りされ、気づいたときには手遅れ


これが繰り返されているのが日本の現状かもしれませんね。

抜本的な改革が必要な場面でも、

「現状維持の安心感」を求める意識が強く、

なかなか大きな変革に踏み切れないのかもしれません。


私:

4. 短期的な成果を求める政治・経済の構造

5. 「前例主義」と「縦割り構造」

これはなんとなく同意できます。


市・県・国の政治家は、選挙で選ばれるために

フワッとした公約を並べ、実際には

実現可能な小さな変更を行いやすいでしょう。

省庁や役所の「前例主義」と「縦割り構造」もなんとなく同意できます。


でも、

1. 合意形成に時間がかかる

2. 失敗を恐れる文化

3. 目先の安定を優先する

については、日本特有の問題ですか?


ChatGPT:

確かに、**「短期的な成果を求める政治・経済」「前例主義と縦割り構造」**は、日本特有の側面が強い部分もありますし、あなたの指摘は納得感があります。


一方で、**「合意形成に時間がかかる」「失敗を恐れる文化」「目先の安定を優先する」**が日本特有なのか?という疑問はもっともです。

これについて、もう少し掘り下げて考えてみます。


1. 合意形成に時間がかかる → どの国でもあるが、日本では特に顕著

どんな国でも、大きな決定にはある程度の時間がかかります。

しかし、日本では

**「みんなが納得すること」が非常に重視される文化**があります。


例えば、欧米の企業や政治では、

トップが決めたら即実行というケースが多いですが、

日本では**「根回し」「調整」**が求められます。


また、日本の組織では**「異論を唱えることが敬遠される」**傾向があり、

表立った議論ではなく、水面下での調整が重要になりやすいです。

そのため、決定までに時間がかかることが多いのかもしれません。


2. 失敗を恐れる文化 → これは日本特有の側面が強い

どの国でも失敗は嫌がられますが、

**日本では「失敗=取り返しがつかないもの」**と考えられがちです。


・アメリカなどでは、「挑戦して失敗した人」は経験を積んだと評価されることもある。

・日本では、一度失敗すると「信用を失い、二度とチャンスがもらえない」ことが多い。


これは、日本の終身雇用の文化や、

メンツを重視する考え方が影響しているのかもしれません。

「失敗は恥ずかしいもの」「組織に迷惑をかけるもの」

という意識が強いため、大胆な決断が避けられがちです。


3. 目先の安定を優先する → これはどの国でもあるが、日本は極端?

どの国でも「安定を求める気持ち」はありますが、

日本では特に「変化に対する抵抗感」が強い傾向があります。


例えば、フランスや韓国では「デモやストライキ」をしてでも変革を求めることが多いですが、日本では「大きな混乱は避けたい」という意識が強く、**「少しずつ変える」「問題を先送りする」**という選択肢が取られがちです。

これは、日本の戦後の高度成長期に「安定=成功」だった時代が長かったことや、年功序列・終身雇用の考え方が根強かったことが影響しているのかもしれません。


結論:完全に日本特有ではないが、日本では特に強調される


✔ 「合意形成に時間がかかる」 → 他国にもあるが、日本は**「根回し」や「全員の納得」を重視する文化があるため、より顕著。


✔ 「失敗を恐れる文化」 → これは日本特有の部分が強い。他国では「失敗は学び」とされることが多いが、日本では「信用を失う」と捉えられる。


✔ 「目先の安定を優先する」 → どの国でもあるが、日本では「変化に対する抵抗感」が特に強い**ため、問題の先送りが起こりやすい。


こう考えると、完全に「日本特有」とは言えない部分もありますが、日本の文化的背景が「特にそうさせやすい」要因になっているのかもしれませんね。

(長くなるので次回につづきます)

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2025-02-24

パンフルートUnchained Melody

 

Cesar Espinozaさんという方の演奏です。

Unchained Melody - Pan Flute Version by Cesar Espinoza 




ライブで一生懸命吹いている感じがして、そこがいいなと思いました。

この方のパンフルートも「タメ」がある感じがします。

同じ曲でも INKA GOLDさんのと少し違います。


INKA GOLD - UNCHAINED MELODY Pan flute and guitar



INKA GOLDさんのパンフルートもいくつか聴きましたが、

淡々とした流れが私の好みです。


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この方の「イエスタデイ」もいいですね。
失恋の歌で私とは縁がないですが、メロディがきれい。

Yesterday - The Beatles - Flute - Beautiful Flute




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奏者のサイトの自己紹介を読むと

エクアドルのオタバロ出身。
1996年にアメリカに来て、
以来ワシントン州シアトルに住む。

耳で音楽を弾くことを学んだ。
まずアンデス音楽を演奏し始め、
数年後には世界中の他の楽器や
音楽に興味を持つようになった。

お気に入りの楽器はフルートとギター。

ザンポニアス、ケナ、尺八、中国フルート、ネイティブアメリカンフルート、オカリナス、バンスーリス、パンフルートなど、多くの民族フルートを持っている。

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パンフルートは、独学で練習を始めた人も少なくないのかもしれません。


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2025-02-15

パンフルート 岩田 英憲 「紫陽花色の雨」

 

10年位前、YouTubeで

パンフルートの曲をいろいろ聞きました。


病気が悪化して2年目のころです。

歩けない。

腕・肩・脚から足裏まで全部痛い。

音が 体につき刺さる

などなどの症状に

まだ 諦めがついていない頃です。


慰めは タブレットで聞く

YouTubeの音楽でした。


パンフルートは、

男性・女性。

有名な人。セミプロの人。

ヨーロッパ出身からエクアドルなど南米出身まで。


いろいろな人が吹いていて

けっこう多くの動画がありますが、

当時 私が何度か聞いていたものをアップしていきます。

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ルーマニアから広がった楽器が「パンフルート」ですが、

南米の同種の楽器に「サンポーニャ」があります。

パンパイプ - Wikipedia

サンポーニャ - Wikipedia


動画でみると、ちょっと見た目が違いますね。

奏法も違うし、「サンポーニャ」には

管の長さやサイズの違うものがいくつもあります。

たとえば Leo Rojasさんの↓↓の動画

Leo Rojas - Der mit dem Wolf tanzt (Videoclip)



Der mit dem Wolf =ダンス・ウィズ・ウルブズ

映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のテーマ曲ですが

速いので、一瞬??と思います。


器用だな・・・と思いますが、なんだかせわしなくて

私の好みではありません。

パンフルートの ゆっくりめの演奏が好きです。


今回は

パンフルート 岩田 英憲 「紫陽花色の雨」




岩田 英憲 さんのパンフルートは 少し演歌っぽく思えます。

演歌の「タメ」や「ビブラート」のようなものを感じます。

でもそれが岩田 英憲さんの「もち味」なのでしょう。


映像は、投稿者の奥様が、

生前写された写真だとどこかで読んだような気がします。


私も17年位前は、たまに近所を散歩できました。
いろいろな花の写真を撮っていたので、
この方の奥様の様子を思い しんみり見ていました。

私のしんみり気分には、
岩田 英憲さんのパンフルートが合っていたのでしょう。

もう一つ、この曲もいいですね。


NHK新日本探訪のテーマ 

岩田英憲 パンフルート・エイケントリオ



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※ただの体調メモ


2/5から原因不明の腰痛がつづき

2/9からは結構な腹痛が夜中もつづく。

2回ロキソニンを飲んだが 効かず。

2/13少し不安になって、子供に話す。

でもそのあと ひどい下痢になって

夜中の腹痛はなくなった。


日中のいつもの腹痛よりはまだ痛いけれど

おなかの調子が悪いせいだと安心。

腰痛は 単なる腰痛なんだろう。


何が起きても不思議じゃない。

そう思っているのに

新しいことが起きると 不安になる。

年をとるのも なかなかなもんだ。

追記(2/15 夕方)

投稿したあと、やはり結構な腹痛になって続いている。

カイロを貼って、さらに休む時はユタポンで温めたが効果はない。

イヤになる。。。




2025-02-10

リピートで聞いていたザンフィルのAndrew's Theme

 

前回の記事で、30代半ば~40代始め、

子供のことでずっと悩んでいたと書きました。

当時(1980年以降)、小・中学校の問題が次々に起きています。


うちの子供たちの小・中学校に限っても

「学級崩壊」

「いじめ」「登校拒否(不登校)」

「校内暴力」

「教師側の管理教育」などが起きました。


青竹を持った先生が校内巡回をして、

PTAの役員がゲームセンターや繁華街を回り、

生徒は定期的に「スカートや髪の長さ・ズボンの幅など」を調べられました。


私は鬱々とした気分で、

時々NHKラジオの「こども教育相談」(?)を聞いていました。


お母さんたちの切実な相談の合間に、

一息入れる感じで、短い曲が流れました。


ある日、聞いたのが↓↓の曲です。



Zamfir - Andrew's Theme - Movie "Misunderstood"

(以前ほかの動画もあって、そっちはいろいろな自然の映像だったのですが、

 今回探しても 見つけられなかった)


すぐに写真でしか見たことがなかった地中海の青い海と空。

モンゴル草原の広い空に吹く風や雲が浮かんできたのです。


それは、私の重い心を解き放ってくれました。


レコード屋さんで ザンフィル のCD を買い、

『黄昏』のテーマ曲とこの曲を交互にテープに入れて、

エンドレスでいつも流していました。


そうやって、自分の心をなだめ、

落ち着かせていたような気がします。


~~~~~~~~~~~~

10年ぐらい前 この曲は、

映画『『ウィンター・ローズ』(Misunderstood)

のテーマ曲だと知りました。

映画のあらすじを読んだときは、ちょっとショックでした。


以下、Misunderstood (1983 film) - Wikipedia からの引用です。


ネッド・ローリーはチュニジアに拠点を置くアメリカ人船主で、
彼のビジネスは繁盛し、独占状態にある。

彼は美しい別荘に2人の息子、マイルズとアンドリューと暮らしている。

2人の息子は、海外の病院で母親が亡くなったばかりで、

新しく来た家政婦に世話をしてもらう。

父親は、この悲劇を下の子に隠すため、

母親は長期旅行に出ていると嘘をつく。


長男に対しては、彼は「男」として扱い続け、

母親が行方不明になったことを明かしながらも、

感情を表現するのを恐れて冷たい態度を貫く。


彼は、息子が愛情に欠け、弟にすべての注意を向ける父親の不在と

厳しい教育に苦しんでいることに気づいていない。

最終的に、アンドリューが起こした事故で初めて、父と息子の距離が近づく。

(引用おわり)


確かにこの曲は、もの悲しいところがあります。

私の感じでは、長男は

母親の死に気づいていますね。。。


ユーチューブにあった映画(英語版)が↓↓



Legend Gene Hackman | Misunderstood 1984 Full Movie

(1時間30分)


~~~~~~~~~~~

映画『黄昏』のテーマ曲。

このAndrew's Theme。


どちらも いい曲だなと思いますが、

毎日エンドレスでずっと流していた自分が

ちょっと理解できません。


今だったら、耳が飽きてしまい

止めるでしょうに。



2025-02-08

映画『黄昏』のテーマ曲

 

40代で見た映画『黄昏』

(On Golden Pond)1981年

黄昏 (1981年の映画)- Wikipedia


作曲はデイヴ・グルーシン

(Dave Grusin 1934年 - )


30代半ば~40代始め、私は子供のことでずっと悩んでいました。

その時期2つの曲をテープに入れて、ずっとリピートで流していたのですが、この曲はそのうちの1つです。



On Golden Pond(黄昏)-Dave Grusin


ヘンリー・フォンダやキャサリン・ヘプバーンの映画はいくつか見ましたが、もう二人ともとっくに亡くなっていますね。。。

撮影時、ヘンリー・フォンダは83歳ぐらい。

キャサリン・ヘプバーンは81歳ぐらい。


一部の場面で、ヘプバーンの頭が上下に揺れています。

私の母は80歳目前に亡くなったのですが、

70代の一時期、鬱気味になりました。

その時期同じように、本人は自覚していないのですが、頭が揺れました。


ヘプバーンの頭の揺れを思い出し、

あれは老化現象の一つだったのだろうと思ったものです。



2025-02-02

忘れがたい映画音楽『キリング・フィールド』のエンディング


映画『キリング・フィールド』(The Killing Fields)(1984年)

あらすじは↓↓

キリング・フィールド - Wikipedia


The Killing Fieldsについては↓↓

カンボジア大虐殺 - Wikipedia


最後のシーンの動画は↓↓

キリング・フィールド エチュード


演奏 マイク・オールドフィールド

作曲 フランシスコ・タレガ

元の曲はフランシスコ・タレガの「アルハンブラの思い出」です。それをマイク・オールドフィールドが演奏しているとか。


一度聞いただけで記憶に残り、折にふれメロディが頭の中を流れます。

笛のような物悲しい音色の楽器と打楽器は何だろうと、27年前にネット検索したのですが見つからず。当時はまだウェブ情報もごくわずかでしたから。


たぶん、カンボジアの民族楽器だろうと思っていたのですが、今回検索すると、シンセサイザーのみで演奏されたようです。ビックリ!です。

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ベトナム戦争。毛沢東の紅衛兵。

ベトナム反戦運動。公民権運動。全共闘による学生運動。

これらは私のムダに長い学生時代に起きたので、本を読んだり、見聞きもしました。


一方、カンボジア大虐殺は私の30代ですが、当時ほとんどメディアで報道されなかったような気がします。映画『キリング・フィールド』を見たのは私の40代です。


下の子供の本棚には、ロシア収容所・ベトナム・カンボジア関連の本などが並んでいたのですが、私は手にもとらなかったし。

なのでこの映画を見たときも、漠然と悲劇を感じていただけです。

今回ウィキの記事を読んで、ここまでの虐殺だったのかと驚きました。


2年前だったか、中村桂子さんがカンボジアの博物館を訪ね大量の人骨を見たあと、寺に駆け込んでただただ祈り続けたという記事を読みました。

彼女は無宗教でそれまで祈ったことはなかったけれど、その時は祈らなければ自分がどうにかなってしまいそうだったと書いてあったかと思います。


18歳の時『夜と霧』を読み始め、始めにのっていた写真数枚を見て鳥肌がたって、本をいきおいよく投げました。ランプに当たってガラスが割れました。『夜と霧』とはそれっきりです。


どの戦争や紛争でも、多くの人が亡くなります。

広島・長崎もそうだし、紅衛兵による殺害もあります。

が、その中でもとりわけ私が鳥肌たつのは、

「ユダヤ人虐殺」と「カンボジアの虐殺」です。

抵抗もできなくなっておびえる人々を、

明らかな殺意をもってシステマティックに次々と殺害していく。

原爆資料館を見ることはできても、上の2つの痕跡を見ることはできません。

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子供たちからそれぞれ、アウシュビッツやダッハウに行ったと聞いた時はとても驚きました。

彼らは、私とは違う人間なんだなぁ...と、あらためて感じた瞬間です。

話はそれますが、映画のエンディングには、
ジョン・レノンの「イマジン」も流れます。
が、私はこの歌を好きにはなれません。