映画『キリング・フィールド』(The Killing Fields)(1984年)
あらすじは↓↓
The Killing Fieldsについては↓↓
最後のシーンの動画は↓↓
キリング・フィールド エチュード
演奏 マイク・オールドフィールド
作曲 フランシスコ・タレガ
元の曲はフランシスコ・タレガの「アルハンブラの思い出」です。それをマイク・オールドフィールドが演奏しているとか。
一度聞いただけで記憶に残り、折にふれメロディが頭の中を流れます。
笛のような物悲しい音色の楽器と打楽器は何だろうと、27年前にネット検索したのですが見つからず。当時はまだウェブ情報もごくわずかでしたから。
たぶん、カンボジアの民族楽器だろうと思っていたのですが、今回検索すると、シンセサイザーのみで演奏されたようです。ビックリ!です。
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ベトナム戦争。毛沢東の紅衛兵。
ベトナム反戦運動。公民権運動。全共闘による学生運動。
これらは私のムダに長い学生時代に起きたので、本を読んだり、見聞きもしました。
一方、カンボジア大虐殺は私の30代ですが、当時ほとんどメディアで報道されなかったような気がします。映画『キリング・フィールド』を見たのは私の40代です。
下の子供の本棚には、ロシア収容所・ベトナム・カンボジア関連の本などが並んでいたのですが、私は手にもとらなかったし。
なのでこの映画を見たときも、漠然と悲劇を感じていただけです。
今回ウィキの記事を読んで、ここまでの虐殺だったのかと驚きました。
2年前だったか、中村桂子さんがカンボジアの博物館を訪ね大量の人骨を見たあと、寺に駆け込んでただただ祈り続けたという記事を読みました。
彼女は無宗教でそれまで祈ったことはなかったけれど、その時は祈らなければ自分がどうにかなってしまいそうだったと書いてあったかと思います。
18歳の時『夜と霧』を読み始め、始めにのっていた写真数枚を見て鳥肌がたって、本をいきおいよく投げました。ランプに当たってガラスが割れました。『夜と霧』とはそれっきりです。
どの戦争や紛争でも、多くの人が亡くなります。
広島・長崎もそうだし、紅衛兵による殺害もあります。
が、その中でもとりわけ私が鳥肌たつのは、
「ユダヤ人虐殺」と「カンボジアの虐殺」です。
抵抗もできなくなっておびえる人々を、
明らかな殺意をもってシステマティックに次々と殺害していく。
原爆資料館を見ることはできても、上の2つの痕跡を見ることはできません。
子供たちからそれぞれ、アウシュビッツやダッハウに行ったと聞いた時はとても驚きました。
彼らは、私とは違う人間なんだなぁ...と、あらためて感じた瞬間です。
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(*^^*)
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