私:
>下行性疼痛抑制系で働くセロトニンは
「抑制」的に働くが、
末梢や脳の特定部位では
「促進」的に働くことがある。
という部分を説明してください。
ChatGPT:
セロトニン(5-HT)は、
慢性緊張型頭痛、ME/CFS、線維筋痛症などで
「痛みを抑える側にも働く一方で、
条件によっては痛みを促進してしまう」という“二面性”があります。
あなたの病気との関わりで、もう少し詳しく整理してみますね。
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以下、ChatGPTが挙げた参考サイト記事からも、一部転載しています。
*セロトニンの二面性とその意味
1. 下行性疼痛抑制系では「痛みを止める作用」
脳幹の縫線核や脳幹からの下降線維として、
脊髄後角へセロトニンが送られると、
抑制性介在ニューロンを刺激し、
神経伝達物質(例:エンケファリン)を放出
→ 痛みの信号をブロック
→ 痛みを抑える"ブレーキ"になります。
感覚系における抑制系の意義と下行性疼痛制御系を再考する からの転載。
結語
ノルアドレナリンおよびセロトニンが関与する下行性の系は共に,疼痛抑制に関与すると考えられてきたが,疼痛促進系として機能することもわかってきた.侵害刺激を回避するために,疼痛制御,疼痛行動や痛みの発現を引き起こすための回路は脳内に何重にも存在するが,この回路が最も発達しているヒトでは,痛みは単なる情動体験ではなく感覚および認知系に裏打ちされた体験となり,無用な痛みに長く苦しめられる可能性も獲得したのではないかと推察した.
Periaqueductal gray - Wikipedia からの転載。
水道周囲グレイ (PAG) は、中央グレイとしても知られ、自律神経機能、動機付けされた行動、および脅威的な刺激に対する行動反応において重要な役割を果たす脳領域です。 PAG は、下行性疼痛調節の主要なコントロール センターでもあります。痛みを抑えるエンケファリン産生細胞を持っています。
水道周囲灰白質は、中脳の被蓋内の大脳水道の周囲に位置する灰白質です。それは大縫線核に投射され、下行自律神経路も含んでいます。脊髄視床路の上行疼痛と温度の線維は、脊髄脳経路を介してPAGに情報を送ります(線維は脊椎に由来し、中脳または中脳のPAGで終わることからそう名付けられました)。
Pain Facilitation and Inhibition - Physiopedia からの転載。
痛みの促進と抑制
1.
組織受容体から来る末梢インパルスは、後角ニューロンで修飾を受け、痛みの抑制または促進をもたらす可能性があります。
2.
感情状態、不安のレベル、注意と気晴らし、記憶、ストレス、疲労、その他多くの要因が、痛みの経験を増減させる可能性があります。
脊髄と脳内の「ボトムアップ」および「トップダウン」の調節回路が痛みの処理に重要な役割を果たしており、痛みの経験に大きな影響を与える可能性があることを示唆する証拠が増えています。
痛みの促進と抑制経路の影響は、痛みの経験における個人差を説明します。
高齢者には内因性疼痛調節の調節不全のパターンがあります。
変形性関節症、腰痛、および高齢者によく見られるその他の慢性疼痛の構造的影響とは別に、痛みの抑制と促進の加齢に伴う影響により、高齢者は若年成人よりも慢性疼痛を患うリスクが高くなります。
上行疼痛経路:
上行経路は、私たちが痛みを感じる方法です。
下行疼痛経路:
上行経路からの信号が体性感覚皮質に到達すると、下行疼痛調節経路が引き起こされます。
この経路の目標は、ニューロンの抑制を通じて痛みの信号を減らすことにより、生物が痛みの原因に反応するのに十分な機能を持たせることです。
下行する疼痛管理経路は、促進的であると同時に抑制的でもあります。
ほか、いろいろ有用な内容だが、省略。
2. 末梢や神経の一部では「痛みを促進する作用」
末梢の一次知覚ニューロンや脊髄後角では、
セロトニンが興奮性受容体を介して
痛みを強めることもあるとして観察されています
セロトニン神経系 - 脳科学辞典 からの転載。
抑制的に作用するか促進的に作用するかは神経系の状態に依存し、神経損傷時には5-HT3受容体を介した促進系の亢進が生じることが示唆されている。
セロトニン - Wikipedia
3. 慢性疼痛では“役割の転換”が起こる可能性も
通常は痛み抑制に使われるシステムも、
慢性の状況下では逆に痛みを促進するように変化する
—こうした“スイッチ”も報告されています
Switch of serotonergic descending inhibition into facilitation by a spinal chloride imbalance in neuropathic pain | Science Advances
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*あなたの状態との関連(掘り下げ)
下行性(抑制)経路のセロトニン低下:
痛みを抑える力が弱くなり、神経過敏(中枢性感作)を助長
末梢・一部回路でのセロトニン過敏/過活動:
弱い刺激でも痛みが強くなる「痛みの促進」
受容体ごとの反応の差:
5-HT₁Aは抑制的、5-HT₂A/5-HT₃は促進的な作用が多い
慢性化による調節異常:
弱い刺激にも過剰反応する脳の“誤作動”状態につながる
つまり、セロトニンが「痛みを抑える側」と
「痛みを促す側」の両方に関与しているため、
**そのバランスが崩れた状態(抑制系の低下 + 促進系の過敏化)**が、
あなたのような症状の背景にある可能性があります。
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*補足ポイント
・近年の研究では、慢性痛では
**前帯状皮質や被殻などにおける
セロトニンによるシナプス可塑性(長期的な機能変化)**が、
痛みと感情の定着に関係することも示唆されています
Frontiers | Multiple modulatory roles of serotonin in chronic pain and injury-related anxiety
・また、受容体の多様性(5-HT₁A〜7など)と
それぞれの場所での働きの違いが、
このような複雑な調節に関与しています
感覚系における抑制系の意義と下行性疼痛制御系を再考する
Frontiers | Multiple modulatory roles of serotonin in chronic pain and injury-related anxiety
The Role of Descending Pain Modulation in Chronic Primary Pain: Potential Application of Drugs Targeting Serotonergic System - Tao - 2019 - Neural Plasticity - Wiley Online Library からの転載。
赤字は、私の症状です。
慢性原発性疼痛における下行性疼痛調節の役割:セロトニン作動性系を標的とする薬剤の応用の可能性
2019 年 12 月 17 日
要約
慢性原発性疼痛 (CPP) は、長期にわたる痛みと機能障害を伴うが、構造的または特定の組織の病状を伴わない疾患のグループです。
このレビューでは、CPP における考えられる下行性疼痛調節メカニズムとセロトニンの役割を要約し、CPP 患者におけるセロトニン作動性システムに基づく鎮痛薬の潜在的な適用の証拠を提供します。
1. はじめに
慢性疼痛は、世界中の一般人口にとって深刻な問題です。痛み自体はすぐに死に至るわけではありませんが、痛みに長期的に苦しむと、患者の仕事と生活の質の両方に悪影響を及ぼします。
一部の痛みの状態は、原因に基づく治療によって治癒できる特定の組織損傷によって引き起こされます。ただし、線維筋痛症症候群 (FMS)、過敏性腸症候群 (IBS)、顎関節症 (TMD) などの病理学的変化がないものもあります 。
CPP には、機能障害や日常生活の中断を引き起こす医学的に原因不明の痛みや障害を伴う一連の疾患、すなわち、慢性広範囲疼痛 (FMS など)、複雑な局所疼痛症候群、慢性原発性頭痛および口腔顔面痛 (慢性片頭痛または顎関節症など)、慢性原発性内臓痛 (IBS など)、および慢性原発性筋骨格痛 (非特異的腰痛など)。
2.慢性原発性疼痛
2.1. 特徴
臨床研究では、CPP を構成する疾患には多くの共通の特徴があることが示されています。
まず、頭から手足までのさまざまな場所での慢性、びまん性、難治性の痛みが最も明白な症状である可能性があり、常に患者の主な苦情です。
第二に、さまざまな臓器系の機能障害(動悸、めまい、便秘または下痢、運動、不眠症、疲労、または疲労など)も、頻繁な身体的愁訴である可能性があります。
第三に、CPP は女性に多く見られます。女性患者は男性患者と比較して顎関節症およびIBSの治療を受ける可能性が2倍高く、疫学研究からFMS患者では女性が男性を平均3:1上回っています。
第四に、CPP 患者は身体的または性的虐待、または幼少期の逆境の病歴がある可能性が高く、症状はストレスによって悪化する可能性があります 。
第五に、これらの患者は CPP の複数の状態に苦しむ傾向があり、不安やうつ病などの精神障害と重複します。
2.2. 考えられる根本的なメカニズム:
下行性疼痛促進および抑制システムの機能不全
CPPには肉眼的な末梢損傷は一般にありませんが、視床下部-下垂体-副腎(HPA)軸、自律神経系、および感覚処理(中枢感作および下行抑制活性の欠如)の異常など、神経系にいくつかの一般的な病態生理学的所見があります.
近年、研究により、CPP における下行疼痛の調節とその神経可塑性の変化の重要な役割が特定されています。
FMS 患者の構造的および機能的脳磁気共鳴画像法 (MRI) に関する系統的レビューでは、ACC の灰色体積は減少しましたが、その機能的活動は増加し、下行性疼痛抑制系の脳領域間の機能的接続は、健康な対照と比較して減少したことが示されました 。
慢性骨盤痛症候群に分類される原発性月経困難症の女性は、視床下部、海馬、PAG、およびACCの灰白質量の増加を示し、反応性疼痛の調節を示しています。
痛みを伴う顎関節症と頭痛障害の間の高い臨床的重複は、下行抑制性疼痛経路の障害に起因する可能性があります 。
これらの結果は、下行性疼痛促進および/または下行抑制系の障害の活動亢進が CPP に寄与する可能性があることを示唆しており、CPP 患者における痛みの重複の可能な説明を提供し、下行性疼痛調節を標的とする疼痛緩和のための前向きな治療手段を提供します。
Switch of serotonergic descending inhibition into facilitation by a spinal chloride imbalance in neuropathic pain | Science Advances
私:
え~っと、英語のサイトはグーグル翻訳でチラ見したけれど、すごく難しくて理解できません。ただ、複雑だということは、わかりました。
あなたの回答にある
>セロトニンが「痛みを抑える側」と
「痛みを促す側」の両方に関与しているため、
**そのバランスが崩れた状態
(抑制系の低下 + 促進系の過敏化)**が、
症状の背景にある可能性
というのは、何となくわかりました。
ただ1つ、疑問があるのですよ。
最近足の痛み(膝上から足裏までの全体)が強くなり、
夜中も足のジンジンヒリヒリで浅い眠りになるのです。
この痛みも、(抑制系の低下 + 促進系の過敏化)によるものですか?
私の感じだと、最近家事の立ち仕事が増えています。
起立不耐があっても、最低の家事はしなければならないからね。
だから、筋肉の疲労が関係しているような気もします。
>末梢・一部回路でのセロトニン過敏/過活動末梢に、
100%依存するとは思えないのですが、私の勘違いですか?
ChatGPT:
とても良い疑問だと思います。
足の「ジンジン・ヒリヒリ」が強まり、
夜間も眠りを妨げているのですね。
ここは「中枢(脳・脊髄)の感作」と
「末梢(筋肉や神経末端)の疲労・炎症」の両方が
関係している可能性が高いです。
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① 中枢性(抑制低下+促進過敏)の影響
本来なら「もう十分だよ」という合図で脳が痛みを弱めてくれるのですが、抑制系が弱まるとブレーキが効かず痛みが続きやすくなります。
さらに促進経路が過敏になっていると、末梢から上がってくる信号を増幅して受け取ってしまう。
→ これが「ジンジン」「ヒリヒリ」の持続感覚に関与。
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② 末梢性(筋肉疲労・代謝異常)の影響
長時間立って家事をすると、ふくらはぎや大腿の筋肉が持続的に収縮
→ 血流が悪くなる。
ME/CFSや線維筋痛症では、
運動後の筋血流増加が不十分と報告されています。
血流不足 → 乳酸やATPなどの代謝物が溜まり、
末梢神経を刺激 → 「ジンジン」「ヒリヒリ」。
この信号が過敏化した脊髄・脳に入ると、
痛みが“実際よりも大きく”感じられる。
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③ あなたの症状の理解
「筋肉の疲労」=末梢の信号源
「ジンジン・ヒリヒリが長引く/夜中まで続く」=中枢の過敏化が絡む
つまり 「末梢での疲労や血流低下」+「中枢のブレーキ不全」
の掛け算で出ている症状、と考えるとしっくりくると思います。
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④ 勘違いかどうか?
あなたの直感(筋肉の疲労が関係している)→ 正しいです。
ただ、それだけでなく「中枢側の過敏さ」があるために、
普通なら休めば収まる痛みが増幅・持続していると
理解するとよいと思います。
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ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。
重要な情報は確認するようにしてください。
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フム。なんとなく過去記事とつながってきた。
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