私:
「政策の具体化」は官僚がしているとのことですが、
では、各省庁のキャリア官僚は何人ぐらいいますか?
ChatGPT:
日本の**キャリア官僚(国家公務員総合職)**の人数についてですが、各省庁にいるキャリア官僚は大まかに以下のようになっています。
1. キャリア官僚の人数
✅ 各省庁ごとに約1000~2000人程度のキャリア官僚がいる
✅ 全省庁を合計すると、キャリア官僚は 約10,000~12,000人ほど
👉 ただし、これは「キャリア官僚(国家公務員総合職)」だけの数であり、全体の国家公務員(ノンキャリア含む)は約55万人 います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
2. 省庁別のキャリア官僚数(おおよその目安)
各省庁で、「政策の具体化」や「予算編成」に関わるキャリア官僚の数は以下のようになります。
省庁 キャリア官僚数(推定) 主な役割
財務省 約1,000~1,500人 国家予算・税制・国債発行
経済産業省 約1,000~1,200人 産業政策・貿易・経済成長戦略
外務省 約1,200人 外交・国際関係
厚生労働省 約1,000~1,500人 年金・医療・福祉・労働政策
総務省 約1,000人 地方自治・行政改革・通信政策
国土交通省 約1,500~2,000人 インフラ整備・都市開発
文部科学省 約800人 教育・科学技術政策
防衛省 約500人 防衛政策・自衛隊運営
法務省 約500人 法制度・検察・入国管理
農林水産省 約800人 農業・漁業政策
環境省 約300~500人 環境政策・エネルギー対策
💡 財務省・経産省・外務省・厚労省 はキャリア官僚の数も多く、政策決定への影響力が特に大きいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
3. キャリア官僚の役割
キャリア官僚は、省庁のトップに立つ「事務次官」や「局長」となり、実際に政策を設計する役割を担います。
💡 つまり、「政治家が決める」のではなく、「官僚が政策を作り、政治家が承認する」形になっているのが日本の現実です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4. なぜキャリア官僚が政策を決めるのか?
✅ 政治家は専門知識がない(大臣は素人が多い)
✅ 省庁の人事は官僚が握っている(官僚が自分たちで昇進を決める)
✅ 大臣は短期間で交代する(平均1~2年で交代)
👉 そのため、官僚が「一貫した長期的な政策」を立案し、政治家はその政策を承認するだけ という形になりがちです。
👉 「日本の政治は官僚主導」と言われるのは、こうした仕組みがあるから ですね!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私:
わぁ... 意外に多いんですね。
でも勤続30年として、人数を30で割ると、
毎年20人~50人が採用されることになりますね。
この理解で正しいですか?
ChatGPT:
はい、理解はほぼ正しいです!
キャリア官僚は毎年500~600人ほど採用されており、各省庁に振り分けられます。
1省庁あたりにすると、毎年20~50人程度の新人キャリア官僚が入るイメージですね。
もう少し詳しく見ると…
・キャリア官僚(国家公務員総合職)の採用は各省庁ごとに行われる
・財務省や外務省などの人気省庁は毎年20~30人ほど採用
・人数が少ない省庁(環境省など)は毎年10人前後の採用
なぜこの人数なのか?
・キャリア官僚は**「幹部候補」**なので、最初から大量に採るわけではない
・途中で辞める人も多い(官僚の仕事は激務なので、30代・40代で辞める人が結構いる)
・**官僚の世界は「年功序列」**なので、一定の人数を超えるとポスト不足になる
👉 だから、新人のキャリア官僚は毎年数十人ずつしか採用されないというわけです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私:
>日本の官僚が激務 になる理由を教えてください。
・仕事量が多すぎて人数が足りないのか?
・仕事の中にあまり意味のないものがあるのか?
ChatGPT:
日本の官僚が激務になる理由は、大きく分けて以下の3つがあります。
① 仕事量が多すぎて人数が足りない
(✅主な理由)
✔ 人数が少ないのに、やることが多い
・国家公務員の数が減少している → 1990年代後半から「行政改革」で公務員数を削減
・少ない人数で膨大な仕事をこなす → 例えば財務省の主計局(予算編成)は、40人ほどで国家予算100兆円を管理
✔ 人手不足の原因
・予算や法案を作るのに短期間で膨大な資料を作成
・国会対応(政治家からの質問への回答作成)が非常に多い
・海外と比べると、官僚の人数が少ない
・日本の中央官庁の官僚数:約3万人
・アメリカの連邦政府職員:約200万人(日本の官僚の60倍!)
👉 少ない人数で、大量の業務をこなすために残業が増える。
ーーーーーーーーーーーーーーー
② 仕事の中に意味のないものが多い
(✅これも大きな理由)
✔ 国会対応(国会議員向けの資料作成)が膨大
・政治家の質問に備える「答弁書作り」に時間を取られる
・野党だけでなく、与党の政治家にも毎回説明が必要
・夜遅くまで国会が続くため、官僚も徹夜で対応
✔ 過剰な「根回し」と「ハンコ文化」
・日本の官僚は決定する前に関係部署と調整を何度も行う
・正式な決定までに上司のハンコを何十個ももらう
・「ペーパーワーク」が多く、非効率(デジタル化が進んでいない)
👉 国会対策と「お役所文化」のせいで、意味のない仕事が増えている。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
③ 官僚の責任が重く、失敗できないプレッシャー(✅これも影響大)
✔ 失敗すると責任を取らされる
・そのため、官僚は**「リスクを取らない」「無難な政策を作る」**傾向
・「失敗できない」プレッシャーの中で仕事をしている
✔ 政治家の指示が曖昧で、官僚が苦労する
・政治家は「○○をやれ!」と指示するが、具体的な方法は官僚任せ
・どうやればいいのかを考え、資料を作るのは官僚
そのため、政治家の意向を反映しつつ、失敗しないように慎重に政策を作る必要がある
👉 官僚は「責任回避」と「政治家の要望」の間で苦しむ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✅ まとめ:「官僚が激務な3つの理由」
① 人数不足 人手が少ないのに仕事量が多い
(国際比較でも官僚数が少ない)
② 意味のない仕事
国会対応や根回しが多く、非効率な業務が多い
③ 失敗できないプレッシャー
「前例踏襲」「責任回避」で慎重な作業が増える
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🎯 どうすれば改善できるのか?
✅ 官僚の人数を増やす(仕事量を分散させる)
✅ 国会対応の簡略化(政治家の質問に対する資料作成の負担を減らす)
✅ ペーパーレス化・デジタル化の推進(無駄な根回しを減らす)
👉 これらが実現すれば、官僚の負担は減るが、政治家や国民の理解も必要。
👉 日本は「官僚が無理をして回している国」なので、構造的に改善しないと激務は続く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私:
ウ~ム。
以前TVで、官僚の女性がタクシーで
あっちへこっちへと議員の事務所をかけずり回り、意見を聞いていたのを見ました。
こんなのメールでもいいのでは?と思ったけれど、それは漏れるリスクがあってダメなんでしょうね?
ChatGPT:
そうですね、メールで済ませられそうな話でも、官僚が直接足を運んで根回しをするのにはいくつか理由があります。
✅ ① メールや電話では「漏洩リスク」が高い
政策に関わる情報は「極秘情報」も多いので、外部に漏れると大問題
メールや電話は盗聴・ハッキングのリスクがある(特に中国・ロシアのスパイ対策)
だから「直接会って話すのが一番安全」とされている
ーーーーーーーーーー
📌 実際にあった情報漏洩の例
2010年、防衛省の機密情報が中国に流出し、大騒ぎになったことがある。
👉 それ以来、官僚の間では「重要な話は対面で」が基本ルール。
ーーーーーーーーーーー
✅ ② 直接会うことで、相手の「本音」を引き出せる
メールや電話では「当たり障りのない返事」しかもらえない
でも、対面なら表情や空気感で、本当に賛成なのか・反対なのか分かる
特に政治家は「表向きの意見」と「本音」が違うことが多い
例:「この法案、賛成です!」と言っても、内心では反対のことも
📌 実際にある政治家の対応
「忙しいのでメールで」と言われたのに、直接会いに行くと話が通ることがよくある。
👉 人間関係が大事な世界なので、対面が優先される。
ーーーーーーーーーーーーー
✅ ③ 「大臣の意向」と「官僚の意見」を調整するため
官僚は、単に「政治家の言うことを聞くだけ」ではなく、自分たちの意見も伝えたい
でも、政治家の事務所ごとに立場が違う
例:「消費税増税」について、A議員は賛成・B議員は反対
👉 だから、官僚は「いろんな議員の意見を聞きながら、落としどころを探る」
👉 そのために、あちこちの事務所を駆けずり回ることになる
ーーーーーーーーーーーーーーーー
🎯 まとめ:「官僚が直接足を運ぶ理由」
理由 内容
① 情報漏洩を防ぐ
メールや電話は危険(ハッキング・盗聴のリスク)
② 本音を引き出す
直接会うと、政治家の本当の考えが分かる
③ 調整が必要
いろんな政治家の意見を聞いて、政策を調整する
👉「非効率では?」と思うかもしれないが、政治の世界では「信頼関係」と「根回し」が命。
👉 結局、今の仕組みでは「メール一本で済ませる」わけにはいかない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私:
困りました!!
こういうの、ある議題について勉強会も兼ねて、日常的に関係議員が集まり、お互い率直に議論ができれば
官僚がかけずり回る手間が省けるように思うのですが?
ChatGPT:
まさにその通りです!
もし関係する政治家たちが日常的に集まり、率直に議論できる場があれば、官僚があちこち走り回る必要は減ります。
でも、現実にはそれが難しい理由がいくつかあるんです。
ーーーーーーーーーー
✅ ① 「派閥」と「立場」の違いで、自由に議論しにくい
政治家は、それぞれ所属する派閥や支援団体(業界団体・労働組合など)を意識して動いています。
そのため、同じ政党内でも意見がバラバラなことが多いんです。
📌 例えば…
A議員(経済重視派):
「法人税を下げて企業を活性化すべき!」
B議員(社会保障重視派)
:「法人税を上げて福祉を充実させるべき!」
こういう議員同士が日常的に議論しようとすると、対立してケンカになることも…。
だから「こっそり根回しで合意を作るほうが楽」となってしまいます。
👉 自由に話し合える場を作るには、まず「派閥」や「しがらみ」を減らす必要がある。
ーーーーーーーーーーーーーー
✅ ② 「表向きの発言」と「本音」が違う政治家が多い
政治家は、選挙のために有権者向けの発言と、本音の意見を分けていることが多いです。
📌 例えば…
表向きの発言:「増税は絶対に反対です!庶民の暮らしを守ります!」
本音:「実は財政を考えると、少しは増税したほうがいいかも…」
もし公開の勉強会でこういう話をしたら、「増税容認派だ!」と叩かれるかもしれません。
だから、政治家たちは「こっそり官僚と話しておいたほうが安全」と思うのです。
👉 率直な議論を増やすには、「発言の自由」を保証する場が必要。
ーーーーーーーーーーーーーーー
✅ ③ 議員が勉強する時間がそもそも足りない
日本の政治家は、政策を勉強する時間が少ないです。
なぜなら、選挙活動・地元回り・後援会対応に追われているから。
📌 実際のスケジュール例(国会議員の1日)
8:00 後援会の朝食会
9:00 地元の企業訪問
10:30 党の会議
12:00 国会審議
14:00 記者会見対応
15:30 選挙区の陳情対応
17:00 政策勉強会(←やっとここで勉強)
18:30 業界団体の会合
20:00 飲み会(政治家同士の情報交換)
このように、政治家は**「選挙活動+政治資金集め+国会対応」で忙しく、政策をじっくり勉強する余裕がないんです。
だから、「官僚に説明してもらうのが一番早い」**となってしまう。
👉 「政治家が政策を学ぶ時間」を増やさないと、状況は変わらない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
✅ では、どうすれば「率直な議論の場」を作れるか?
✔ 政治家の「勉強会文化」をもっと広める(民間のシンクタンクと連携するなど)
✔ オフレコ(非公開)の会合を増やし、本音を話せる場を作る
✔ 国会のルールを見直し、官僚の負担を減らして政治家が議論しやすくする
👉 こういう改革が進めば、官僚の激務も減り、政治家自身がもっと政策を考えられるようになるはず!
(つづきます)
0 件のコメント:
コメントを投稿